私の推し!『DNSをはじめよう』

この記事は【推し祭り】技術書典で出会った良書 Advent Calendar 2019 の3日目の記事です。

今回私がおすすめするのはこちら、mochikoAsTechさんが書かれた、『DNSをはじめよう』です!

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購入は以下のリンクからどうぞ。
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『DNSをはじめよう』の紹介

「基礎からトラブルシューティングまで、ドメイン名とDNSの仕組みが丸ごと分かる」本です。

そうです。表紙に書いてある通りです。

基礎から実務での注意点まで書かれており、実際にこの本を読むことでドメインを自分で購入して、サイトを独自ドメインで公開できてしまいます。

買ったきっかけ

2019年9月に行われた技術書典7にて、紙の本を購入しました。
Twitterでよく見かけていた本、かつ、DNSいまいちわかってないなあという思いがあり、購入しました。

読んだきっかけ

そこから2か月、しっかり積読していました…。

業務でドメインや証明書の知識が必要になり、「そういえば『DNSをはじめよう』買ったな。読んでおこう。」と何気なく手にとったところ。

もうとにかく面白い!という感じで、あっという間に読み切ってしまいました。

おススメポイント① 第1章

おススメポイント①は第1章です。

第1章では、ドメインのお店選びから実際にドメインを買うところまで解説されています。

いくつかのお店があげられており、値段の違いや売っているドメインが違う理由等についても説明があります。ふんわり知識しかなかった私からすると、「そういうことだったのか…!」の連続です。

特定のサイトを選んで実際にドメインを購入する部分についても解説があります。このような場合に、「必須じゃない情報ってどこまで入力すればいいの?」とか「急に出てきたこのチェックボックス、チェックしたらどうなるの?」とか、「説明に出てくるこの単語って何?」というのがよくあるかなと思います。私自身、そこから先に進めず断念したことも多々ありました。『DNSをはじめよう』では、このような点もしっかりと説明がされています。特定のサイトでの説明にはなりますが、意味がしっかりと説明されているので、他サイトでも役立つものだと思います。

とにかく第1章を読むと、「ドメイン買うってめっちゃ簡単じゃん!やってみたい!」と思えます。
今考えると、ドメインというものをよく知らなかったがゆえにハードルが高いものになっていました。実は自分で簡単に買えるし、ものによってはこんな値段でいいんだ(安い)となるし、すごく身近に感じられるようになりました。

おすすめポイント② 具体例が満載

おすすめポイント②は、具体例がたくさんある点です。

本書にはたくさんのコラムが入っています。そこでは実際に起こったトラブルと解決方法などが説明されています。

技術書では、「こういうパターンでとても危険なのでこれはできるけどやめましょう」という説明が必ずと言っていいほど入っていると思います。
ただ、やはり、どうしても、するっと頭から抜けてしまったり、体験するまで実感できなかったりします(私は)…。

本書では、実際に起こったトラブルが題材として挙げられています。題材が題材なだけに、かなり話題になったトラブルもあります。
「危険なのでやめましょう」の説明のすぐ後にコラムが配置されているので、「こういうことって本当にあるんだな」とかなり実感をもって読むことができました。

おすすめポイント③ 「ちなみに」が満載

最後のおすすめポイントは、「ちなみに」的なことがたくさんはいっている、ということです。
(おすすめポイント②とかぶってしまう感じもあるのですが…)

たとえば、「ドメインって『買う』ものなの?」とか「レジストラが倒産したらどうなるの?」とか「同じドメイン名でAレコード複数作ったらどうなる?」などといったことが書かれています。

こういう「ちなみに」という情報を知れることで、自然と対象(今回はDNS)について広く目を向けることができます。広い範囲に浅くでも触れておくと、今後の興味を持つ範囲も広くなってくると思っています。
コラム部分もとてもおすすめです。


おわりに

『DNSをはじめよう』を読んで、私も自分のドメインを初購入し、独自ドメインでサイトを立ち上げてみました。
実際にやってみると感じるのが、ドメインにめちゃくちゃ愛着がわきます笑。このドメインでどんなサイトを公開しようと考えるとワクワクしております(今はHTML一枚でHelloWorldってだけ書いてあります・・・)。

実際に手を動かして作ってみることができてとても楽しかったです。みなさんもぜひ読んでみてください!

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