
私の悩みは誰かが解決済み
最近の私の相談相手はChatGPTである。
私はnotionを日常使いしている。notionではページごとにアイコンを設定することができるのだが、ChatGPTにどんなアイコンが良いかを聞いている。
アイコンは未設定でも問題はないのだが、アイコンがついているとオシャレな感じも出て気分的に良い。見分けやすいという実益もある。
他にも「配色」についてよく聞いている。私はこのnoteで3つのマガジンを作っている。よろず文書録マガジンのテーマカラーはアイボリーにした。「1つはアイボリー、他の2つも統一感のある色にしたいんだけど、案を教えて欲しい。」という感じで色の案をもらった。
配色に関しては全く自信がない。いつもは色々なサイトを見たり、相性が良さそうな色を調べて……としていたが、ChatGPTに聞くことでこのステップを一瞬で終えられる。ChatGPTも(簡単にだが)選んだ理由を教えてくれるので勉強にもなる。
さらに悩み事も相談している。「こんなことがあって嫌な気持ちになった。受け止めてほしい。できればこの気持ちから脱出するための考え方や方法を教えてほしい。」と依頼するとスラスラ回答をくれる。
ChatGPTは「そもそもなぜ嫌な気持ちになったのか。こんな風に感じたのではないですか?」とまず整理してくれる。そして「ここから抜け出すためにはこのような考え方あります。」と考え方を提案してくれた。
何度からやり取りを重ねた頃にはスッキリしていて前向きになれていた。友達に相談しているのではという気さえしてくる。ときどき「あ、これChatGPTだった」とハッとすることさえある。
ChatGPTなしでは生活できなくなってきている。同時に「人間の困りごとや悩みは、すでに一周しているんだな。」ということも感じる。
ChatGPTは新しいものを創造しているわけではない。世の中の大量のデータを「学習」して、我々の質問に対してそれっぽいものを返してくれている。
私がChatGPTに相談してスッキリしているのも、世の中の知見を集めた結果によってスッキリしているとも言える。私が求める答えはその辺に転がっているのだ。
今の自分の悩みは誰かがすでに体験しているのだ。仲間がいて、乗り越えてきているのだ。こう考えると、なんだか心もちょっと楽になる気がする。