初めの一歩をたくさん経験する
私はnoteを公開したり、登壇して発表するということを時々行なっている。世間一般の方々と比べると抵抗がない方だと思う。
このnoteではエッセイ風味の文章だったり、読書記録だったり、完全に自分用の日記だったり(後で読み返すと何のことを言っているかわからないことがしばしばよくある)、割となんでも公開している。
私の本業はソフトウェアエンジニアである。世の中にはエンジニア向けの記事公開サービスというものもあり、そこでも私は記事を公開している。noteより歴は長く、2014年に最初の投稿をしていた。
また、IT業界でもしばしば登壇の機会がある。それは企業が主催して何百人も集まるような大きなイベントから、有志で集まっているコミュニティ主催の数人から数十人集まるような(比較すると)小規模なイベントまで、さまざまである。
特に、5分でテーマに沿った話をする「LT:Lightning Talk」という形式の発表はよく行われている。このLTに人生で30回程度は参加している。社内で開催されるものに参加することもあるが、前述したような社外のコミュニティイベントに参加することもよくある。
よく「LTをやったことがないのですが、どうやったらできますか?」と質問されることがある。その時の私の答えは「今すぐcompassで「LT 初心者」で検索して見つけたイベントに登壇者として登録する」だ。
※compass・・・IT関連のイベントがよく登録されているイベント管理サイト。自分でイベントを開催することもできるし、他の人が開催しているイベントに参加登録することもできる。登壇初心者向けのLTイベントです、と銘打ったイベントもたくさん登録されている。
ようは「百聞は一見にしかず」的な話で「百見は一行動にしかず」のようなことでもあると思っている。
人間、誰しも最初の一歩はとても怖いし、とても緊張する。人生で初めてLTをしたときのことは今でも忘れない。凄まじい緊張で、手が震えた。声も震えていたと思う。
文章を投稿するのも同じだ。こちらは完全に自分都合で公開を決められる。2~3日寝かせて、やっと公開ボタンを押せた。
その一歩目は、どれだけ準備をしようが、練習をしようが、勉強をしようが、自分で勇気を持って踏み出す以外に方法がない。
でも2回目は1回目に比べたら確実に緊張しなくなっている。3回目はさらに。繰り返すことで、ハードルは少しずつ下がっていく。
さらに、「初めの一歩を踏み出す経験」を積むと、全く別の新しいことに対して初めの一歩を踏み出しやすくなると思う。「ブログを初公開する」、「初めて登壇する」、といった経験が、「全く知らないコミュニティに参加してみる」、「やったことがない仕事にチャレンジする」といったことにつながっていると思っている。
「あの時も、あの時も、自分で決めてチャレンジしてこれた」という経験は今の自分を後押しする。
「今まで経験してこなかったし・・・」という方も大丈夫。今からやれば良いのだ。3ヶ月後には経験ができているはず。
という文章を書いてnoteの過去記事を見ていたら同じようなことを書いている記事があった。
3年前の投稿だが、一貫性があるなと笑いながら読んだ。