昼下がりの公園

松葉杖から解放されたものの、まだまだ完治はしていない。ギプスでずっと固定されていた足首はなかなかに固く、毎日歩く練習と称して外出している。

松葉杖についてはこちらをどうぞ。

今日は郵送したいものがあったために、ポストまで外出した。そこまで寒くもなく、日が照っていて、風もない。日がとても眩しい。

そのままぐるっと町内を回って帰ろう、と歩いている最中にパン屋に行き着いた。

ここのパンは美味しいのだ。思わず買ってしまった。

パン屋の目の前は公園だ。黄色になったイチョウの葉がパラパラと落ちていて、そこに綺麗に日が差し込んでいる。鳥の声と、パン屋さんの店員さんの声の合間に遠くで車の音が聞こえる。

日も多少傾いてきており、公園の半分は日陰になっている。思わず、日陰の中のベンチに座り込んだ。そしてこの文章を書いている。

公園のベンチに座るのなんて、何年ぶりだろう。とても気持ちが良くて、ついつい座ってしまった。この気持ちを書き残しておきたい。

そうこうしているうちに、小さな子が集まり始めた。上着を脱ぎ捨てて走り回っている。あちらこちらから見て見て攻撃が繰り出されている。親御さんは大変そうが、とても微笑ましい。

そろそろ不審者認定されるのではないかとドキドキし始めた。帰ってパンを食べよう。