
支えられる喜びに感謝して
最近、新しいコミュニティに参加している。京都くらしの編集室のオンラインサロンだ。ライターの江角悠子さんが主催されている。江角さんは私の記事の中でも何度か話題に上げている京都ライター塾の主催者でもある。
オンラインサロンでは、Zoomを使って対面のコミュニケーションを取れるようなイベントが定期的に開催されている。先日、テーマフリーの談話会に初めて参加した。
私はその場で、本業であるソフトウェアエンジニア業界とライター業界の違いについて聞いてみた。私は社会歴=ソフトウェアエンジニア歴である。普段、別業界の話を聞くことはほとんどないためとても興味深かった。
この話ができたのは、江角さんが私に「chihiroさん、何か話したいことはありますか?」と話を振ってくれたからだ。
参加する前は「いろいろな話を聞けたらいいな」という程度のことを考えていた。話を振られた瞬間「今日はみなさんの話を聞けたらいいなと思って参加しました」という答えが一瞬よぎった。けれども「これはこのコミュニティに入っていくための、私なりの第一歩かもしれない」と思い直した。そこで、普段なんとなく考えていたことを話題にできた。
新しいコミュニティに参加するときは自ら進んで参加することが多く、わくわくした気持ちで参加する。わくわくした気持ちで参加したとしても、最初は緊張することが多く、気疲れもする。非日常だからだろう。
ちょっとずつ自分なりの一歩を踏み出していくことで、ちょっとずつ日常になっていく。一歩踏み出したときの疲労感は大きいが高揚感もあり、意外と心地よかったりする。
そしてこの一歩はコミュニティのメンバーに甘えても良いのだな、と思えるようになった。特にこのオンラインサロンではチャットに書いたコメントもみなさん拾ってくれるし、安心して書き込める。
今はサロンのメンバーに思いっきり甘えている状態だ。とてもありがたい。今はその支えに頼りながら、自分なりのペースで一歩ずつ進み、いつか私も誰かの一歩を支えられる存在になれたら嬉しい。