おすすめ本は強火
昨日「おすすめ本を聞きたい」という記事を書いた。実際のところ、「おすすめ本を教えてください。」と直接相手に聞くことはほとんどない。忌憚なく聞けるのは相手が読書好きだとわかっている場合だけ。
本とかって読まれます?
ああ、割と読みますよ。
おすすめの本ってありますか?
え?おすすめ?いや、それほど読んでるわけでもないしな・・・ハハハ
なんだか答えにくそうされていることが多い。相手に気まずい思いをさせてしまっている。申し訳ない、そんなつもりではないのだが。
読まないなら読まないでもちろん良いし、おすすめってほどの本はないでももちろん良くって。本の話題となると、ついつい前のめりになってしまう。
「おすすめ本ありますか?」は強火すぎるのだ。「やばい、場違いじゃん・・・」と思わせてしまう可能性がかなり高い。
本の話題になったときは、「おすすめ本」という文脈ではなく、「最近読んだ本」、「これは面白かったなっていう本」という文脈で話を聞くことが多い。
無いなら無いで読書以外の話題に話を移行できるから、良い。何よりも相手のことを知りたくて聞いているのだから。
思慮深遠。温良恭謙。相手を思いやって思慮深く生きていきたいものである。