一人旅の醍醐味
一人旅が好きだ。数少ない私のアウトドアな趣味だ。
一人旅の醍醐意味はなんといっても自由であること。どこに行くかも、何泊するかも、どの程度費用をかけるかも、いつ行くかも、全て自分で決められる。
混雑が苦手なため、毎回あえてシーズンを外すようにしている。一人分ということもあって、交通機関や宿、食事の予約はかなりしやすくなる。特に宿や食事については年々一人で予約しやすくなっている。お一人様プランがある場所も多い。
一人旅に行く場所は京都が多い。5回以上は行ったことがあり、京都の地理にもだいぶ慣れた。行きつけのおばんざい屋さんもあるし、お気に入りの神社もある。
最近は宿と行きの新幹線だけ予約してフリープランで行くことが多い。行きの新幹線の中でなんとなく「こことここは行こう」と決めるのだ。これがまた楽しい。
せっかく京都に来たんだから、というのも今はやめた。もちろんまだまだ知らない場所やお店もたくさんあるのだが、京都でわざわざスタバに入ってゆっくり朝ごはんを食べるのもまた良い。
スタバの窓から見える京都の街並みを眺めたり、通っている人を見て、不思議な気持ちになるのだ。食べたこと、飲んだことがある味なんだけど、ここはいつも私が過ごしている場所ではないんだな、と。
ホテルでゆっくり過ごすことも大好きだ。夕方にはホテルに帰ってきて、大浴場に浸かり(ホテルの条件として大浴場は外せない)、部屋で本を読んで過ごす。朝もゆっくり起きる。
こうして考えてみると、一人旅の醍醐味は自分を甘やかすことなのかもしれない。こうあるべき、というところから離れて本当に自分のやりたいことを非日常の中で実行するのだ。これからは人に「一人旅は自分のことを甘やかせるからいいよ」と伝えようと思う。