そろそろ弱い自分を認めよう
木曜日、平日、真昼間
なのに私はベッドの上にいる。
なんとも言えない罪悪感。
悔しくて仕方ないが、昨日の夜に熱を出して学校を休んでしまった。
中学高校皆勤賞
体調を崩すなんて年に1回あるかないかの基本健康体な私はそれが悔しい。
ブータンに来て2ヶ月が過ぎたにも関わらず、この環境に適応できていないというのもまた悔しい。
そう、私は変なプライドを持っている。
どんなプライドかっていうと
"私はどこでも生きていける"っていうプライド
このプライドを構築させたのは、3度のカンボジア滞在。2度目の滞在では、かくかくしかじかありまして、この環境で生活したのは今の自分にとってなかなかの強みになっている。
そう、だから、途上国あるあるの
電気がつかない、汚い、不便、食べたいものが食べれない、時間にルーズ、うまくコミュニケーションが取れない、予定すっぽかされた、日本の友達のSNS見て恋しくなるとか、途上国の現実見て苦しくなるとか
まぁ色々と直面するであろうことは、有難いことに一度自分の前に立ちはだかっていて、
それに関してはもう大きく傷つかないし、想像していたし、それを理解した上でここに来ていたから、
そんなん当たり前でしょ、そこに文句言ったらダメでしょって、意識高めの私の心はそう思っていた。
基本健康体の私は、健康管理委員さんとの個人面談も、私健康体なんで大丈夫です!!と意気込み、雑談で終わらせた。
この変なプライドのせいか、そのおかげかわからないが、不便なことや悩んだことに直面しても、それも心の底では、おー発展途上国あるあるが来たな〜と楽しみ、日本を恋しく思うことなく、ゆうゆうと2ヶ月過ごしてきた。
でもここに来て、朝夕の寒暖差と
たまに現れる私の中の負の感情に負けた。
ずっとこの感情の原因を突き止めてやろうと必死だったが、プライドがその負の感情を許してくれなかったため、この感情が現れるとすぐに自分の中で打ち消していた。
でも今日学校を休んでしまい(実は2日前もしんどくて途中で早退した)多くの同僚が心配してくれ、何かあったら頼りなさい、病院に連れて行ってあげるから、とメッセージをくれ、その優しさに心から救われた。
私は誰にも心配をかけたくなかったから、
というかむしろ、自分の選択は正しいと思いたかったから、とにかく楽しんでいる様子をSNSにあげていた。(楽しんでいたのは事実)
同僚から日本が恋しいかと聞かれても、いや全くと答えていた。
日本の友達とは、ブータンでの生活の話はしていなかった。
でも、私はきっと、自分のことを見てほしくて、心配して欲しくて仕方なかったのだと思う。
そんなことでしか満たされない自分に
嫌悪感を覚えるが、承認欲求には勝てない。
だから、プライドを捨てて、初めから自分の弱いところは認めないといけないなと思わされた。
今日は自信過剰なプライドを捨てた記念日。
この休みは意味のあるものだったと思うことにしよう。