孤独と時間
UNEXTで買っていた坂口安吾全集を少しずつ読み進めている。
全集というだけあって16570ページもある。
それが590円で買えるというヤバさ。
パナイよな。
正直全部青空文庫で読めるんだけども、青空文庫という名前がキモいからあんまり使いたくない。
人間が必死こいて綴った言葉たち16570頁をパーラメント一箱分くらいで買えるのやばいな。
俺風情のような人間が、ライターとして数千文字の紹介記事を書いても、わろてまうくらいの金しか貰えんのも理解できてしまう。
今日本当は色々しなければいけなかったのに、病的睡魔に襲われてしまって何もできなかった。
病的睡魔というものがあるやん。
俺はそもそも人の3倍くらい寝てしまう。
大昔、まだ俺がロン毛でニートでベッドの上か換気扇の前にしか居なかった頃
水曜日の夜に眠って金曜日の朝に起きたことがある。
俺は同世代の人間よりも生きている時間が短いのである。
俺はよく夢を見る。
夢の中で一度死なないと、こちらの世界には帰ってこれない。
鈍器で殴られたり刃物で刺されたり高いところから落とされたり
現実世界の俺の頭の鈍さは、夢の中で少しずつ破壊されているからじゃないのだらうか。
この世界における幸せみたいなものを、享受できるような頭の構造じゃないのではなからうか。
『桜の森の満開の下』という安吾の代表作を読んだ。
多分読んだことはなかったし読んでいたとしたら全く覚えていない。
別に読んだからと言って感想を書くわけでもない。
なんでも学びに繋げるような消費回路は持ち合わせていない。
愚かな流れに身を任せて
ただ、運ばれていく。
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