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夜の海と飛べない雛鳥(水着ヒナ絆感想)


・ついに来た、一年以上待ち焦がれた推しの水着のPUが。


・昨年8月にエデン条約編3章23話を読んだあの日から復刻を待ち焦がれていた空崎ヒナ(水着)のピックアップが、ついに来た。本当に待ってた。


・いつ復刻してもいいように固有3スキルマ分の素材と絆50相当の贈り物を前もって準備していてよかった。速攻で完全体にできるの嬉しすぎ。
制約解除決戦についてはめんどくさくてほぼ触ってないので能力開放に関してはまたの機会に…ゴニョゴニョ...…

ずっとやりたかったやつ① 失禁どころじゃ済まなそう


やりたかったやつ② ホシノとヒナって意図的に公式が寄せてる節がある


・前置きはこれくらいにして水着ヒナ絆エピ&愛用品エピについてちょっと語るか……絆3話と愛用品エピ、ドレスヒナ絆について主に触れるのでネタバレを食らいたくない方は回れ右をお願いします。







・水着ヒナ絆エピ、一言でいうと「外の世界を恐れて巣に籠っていた雛鳥が恐ろしくも美しい外の世界に飛び立つまでの物語」だな~~~…


・絆3話、先生と一緒に海辺へと遊びに行く約束をしていたヒナであったが、疲労の蓄積もあって先生との約束をすっぽかしてしまう。ヒナの体を労わる先生だったが、自分から誘った手前、多忙な先生の時間を奪ってしまったことに負い目を感じてしまう...。


・ここ、小夜曲でピアノの練習時間が取れなくて精神的に追い詰められてた時の空崎を思い出して本当にしんどくなってしまった。


・ヒナが先生と過ごせることそのものに価値を感じているように、先生にとってはヒナと一緒の時間を過ごせるというだけで十分過ぎると思うのだが、先生の時間を無駄にしてしまったことに対してかなり責任を感じてしまってるの、かなりしんどいな……


・これ、ヒナのワーホリな性格も相まってこういう思考になってしまうのかな〜と考えている。多忙ゆえに少しの時間も無駄にできない生活を送っているからこそ、「時間を無駄にする」ということにかなり敏感になってしまっているのかな。やっぱりヒナに必要なのって心の余裕だと思う。「何もせずにダラダラすること」の楽しさを覚えるべきじゃんね…。


・そんなヒナに対し「夜の海を見に行こう」と部屋から誘い出す先生。ここ、ひとしきり読んでから改めて見ると、この時までヒナには「夜を楽しむ」ということを考えたことがなかったのかな~と思う。それまでは夜=暗くて不気味なものと考えていたから、先生が誘わなければ夜の美しさにも気づけなかったのかな~と思うと、ヒナにとって先生は自分を鳥籠から出してくれた恩人のような存在なんだなあ~~~って思う。


・海の肌寒さについくしゃみをしてしまうヒナに、いつものカーディガンを渡してくれる先生。ここさすがに先生が男前すぎるというか、いつもヒナが来てるカーディガンって先生が用意してくれたものなの??とびっくりしてしまった。絡繰りボックスといいドレスの衣装といい先生に与えてもらったものが多すぎる。今のヒナを形成しているもののほとんどが先生じゃん。

「水の中はよく見えないし、足がつかないと不安

「暗闇みたいで不気味で、見てるだけで吸い込まれそう」


・ この一文、海への恐怖が空崎ヒナが抱えている漠然とした不安と重なっているのかなぁって読んでて思ってたんですよね。
皆が充実した学園生活を送る中、風紀委員長としてひたすらゲヘナを取り締まり、問題児たちを鎮圧し、いつ安寧が訪れるかもわからない日々に「めんどくさい」と愚痴をこぼすも、「私がやらなければいけない」と前を向き続けることしかできない状況に、空崎自身も漠然とした不安と焦燥を抱えていたんじゃないかな、と考えているんですよね。


・だからこそ、先が見えなくて、いつまでも足がつかなくて、吸い込まれそうなほど真っ暗な夜の世界というのは、先の見えない日々を送る空崎ヒナにとっては何よりも恐ろしいものだったんじゃないかな~~と。


・そんなヒナの手を、先生は握ってくれた。ヒナにとって先の見えない世界を、先生が照らし、一緒に歩こうとしてくれた。それが空崎ヒナにとっては何よりの救いなんですよね。


・先生のおかげで夜の世界が美しいことを知れたおかげで空崎ヒナが夜を楽しめるようになったのは、その後のストーリーでもかなり顕著に表れてるんですよね。愛用品エピで夜遅くまで水泳のレッスンを続けたり、小夜曲のRPG内で窓から星空を眺めていたりと、ここから夜に対する忌避感が薄れていってるのが本当に良い。

小夜曲のここ、先生と過ごした夏合宿の日を思い出してたのかな。


・そんなこんなで水泳が苦手なヒナのために二人きりの特別授業をすることになった二人であったが、海で暴れる問題児とのいざこざで浮き輪が破損してしまう。

ここしれっと「あなた」呼びしてて狂うかと思った。小夜曲の前からあなた呼びしてたの????????


・「私の使い方が悪かったから壊れた」「壊れてしまったものはどうしようもない」と落ち込むヒナに、「直しに行こう」と提案する先生。


・愛用品エピ、やたらと「卒業」を示唆している気がしてるんですよね。
普段使っている浮き輪が壊れてしまったことにことに「名残惜しいけど、浮き輪はそろそろ卒業しなきゃと思っていた」と寂しそうにつぶやくところ、「手を握ってくれる先生に頼ってばかりではダメ、自分一人の翼で羽ばたかなきゃいけないのに」というヒナ自身の心情の暗喩っぽいなと考えていて、それを先生は「いつかは卒業しなきゃいけないけど、その時は今ではない」と空崎ヒナの恐れを肯定してくれてるのが良いな…と思ってて……… ヒナ自身が一人で飛び立てるようになるまで、いくらでも、いつまでも待ってくれようとする先生が本当に良いなという………


・先生がそういうスタンスだからこそ、ドレスヒナ絆や通常衣装の愛用品エピで空崎ヒナが自分の足で徐々に先生のためにできることを探せるようになってきているのが本当に良いなって考えてるんですよね...…

ここのすれ違いさあ~~~この天然人たらしがよお…


自分から先生に「助けて」が言えるようになったのが本当に嬉しい。言えたじゃねえかよ…


・そういった空崎ヒナの精神面の成長が最終的に小夜曲のあの演奏に繋がると思うと、水着エピを経て自走できるようになった空崎ヒナの成長っぷりに親のような気持ちになってしまい、嬉しくも寂しい気持ちになってしまうな…


・これはフォロワーと話してて議題に上がるなんですけど、空崎ヒナって恋愛感情と父性を勘違いしていると思うんですよね。先生に向けている父親のような感情を恋心と勘違いしている的な。


・でも、父性との勘違いから始まった恋愛感情が、先生と様々な思い出を作って、いろいろなことを教えてもらう過程で本当の意味での恋愛感情に代わっていってるのかな~とも感じるようになったんですよね。勘違いから始まった感情がヒナ自身の人間性の成長につながり、結果的に先生と同じ目線に立てるようになったの、本当に良い...…。


・私は先ヒナ/ヒナ先過激派なのでヒナと先生は付き合ってほしいと思ってるし、紆余曲折を経た後に婚約をしてほしいと思っています。
先生の隣で嬉しそうに婚約指輪を眺める空崎ヒナが見たいので。


・「水着ヒナの復刻来たら新規絵描く」って素振りツイート、思ってた以上に伸びてしまって非常に困惑している。そのうち描くので気長にお待ちください........…。

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