クルマ好きでしたが、クルマを手放した話
はじめに
私は中学生のころから、クルマにあこがれていました。当時、テレビゲームのモデルとなった長野県にあるクルマでしか行けない宿泊施設にどうやって行けるかを机上で練っていたほどです。
そして、私は大学を卒業してから少し空白期間があり、その間に免許を取りました。免許を取ってはじめの2~3年はレンタカーで色々なところに行きました。しかし、社会人になって、だんだんマイカーを持つことにあこがれていくのです。
結果として、大学時代からの貯金を使って、免許取得して数年でマイカーを手に入れました。もちろん新車。コンパクトカーです。
クルマとお付き合いした**年間
私は東京に住んでいます。なので、正直クルマが無くても生活できます。というか、駐車場代がとても高いので、持つ方が金銭的負担が大きいというものです。
しかし、憧れには勝てませんでした。高い月極駐車場を契約し、高い任意保険に入り、クルマ自体はド素人なので、点検は高いディーラーで受けていました。平社員の自分は、まあかなり厳しい生活を強いられました。ただ、そのころはそれだけクルマへの執着心が強かったのです。
主に週末に色々な場所に行きました。主にクルマでは行けない、あるいはとても行きづらいところです。万年都民な私には、人がいないところがとても好きでした。午前5時とかの明け方に、マイナーな山奥にある展望台から見た景色は今でも覚えています。
こうして色々なところへ行ったわけですが、**年間(身バレ防止のためあえて伏字。2-3年ではない)乗って、結局一般的な走行距離(1万キロ/年)に遠く及ばないほどしか乗りませんでした。そして、歳を重ねていくうちに、色々思うところが出てきました。
クルマとお付き合いする感覚の変化
前述したとおり、生活が厳しくても持ち続けるほど、私はクルマが好きでした。しかし、ここ1年2年でライフスタイルの変化(自分の周りや生活環境の変化)と、運転技量への不安感が増えていきました。そして、最近ではクルマを持つこと自体への金銭面だけでなく、「面倒だ」と感じることも増えました。
そして、車検を控えて私はクルマを手放しました。
手放したアトのイマ
一番よく言われるのは維持費のカットです。これは言うまでもないと思います。特に都会では駐車場代が高いです。ネットで書かれている全国相場の2倍はあります(もちろん区部にも依りますが)。あと任意保険。自分以外乗らないので、ギリギリまで削りましたが、それでも相場より高いです。ほか、税金とかガソリン代とか、言わなくてもわかるとは思います…。
金銭面もそうですが、私にとってはメンタル面での負担も無くなりました。「バッテリーあがり防止のため、毎週1回はエンジンかけなきゃ」とか言うことや、運転中のヒヤリハットや事故といった心配もなくなりました。自分は当然ですが制限速度を遵守します。・・・が、だいたい煽られます。譲れる場所であれば譲りますが、カーブが続く山道などで路側も無いところではそれもできません。この点はメンタルにかなりきました。
手放してから、自分の中で少し心が軽くなった気がします。
ちなみにここ1年、ほぼ全く高速乗ってどっかにお出かけしたりしていませんでした。ほぼ完全に置物と化していました。
終わりに
自分はもともと、自転車やバイクといった二輪には乗りません。正確に言えば、自転車は学生時代は乗っていましたが、社会人になってからは乗らなくなりました。
というわけで、自分の普段の移動手段は電車・バス・徒歩の3つになりました。運動にもなるので、徒歩は苦にはなりません。電車やバスも待ち時間はありますが、万年都民な自分にとっては慣れています。
まだ手放して数か月なので、長期目線で見ればどうかわかりません。ただ、任意保険の中断証明書も出してもらってますし、買いたいときは別に買えることはできるので、とりあえずはこの状態でしばらくの間、過ごしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。