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素直にならせてくれないもう一人の自分

素直になれない自分が嫌いだ。

人と接するときはいつも、自分の斜め30度くらい上にいるもう一人の自分が、実在している自分を操っている。

実在する私よりも先に、もう一人の自分が相手の言葉や態度を認識する。
そして、もう一人の自分が解釈した相手の言葉や態度が、実在している私に伝えられる。

だから、実在する私は、相手の言葉や態度の意味を知ったうえで、相手と関わらなければならない状況になっている。

そうすると、相手の言葉や態度に素直に反応できなくなる。

自分のことをバカにしているんじゃないか、この話を早く切り上げたそうだ、営業トークが始まったな、、、。

もう一人の自分が伝えてくる相手の言葉や態度に、ポジティブなことが含まれていることはほとんどない。

そうすると、相手に対してなおさら素直になれない。

後になって振り返るとき、もう一人の自分の解釈は間違っていたんじゃないかと、問い詰めることもある。

でも、その解釈が間違いか正解かなんてはっきりわかったことはない。

だったら、もう一人の自分が伝えてくる解釈された情報なんか無視して、実在するありのままの私で生きていきたい。

「素直な自分になれる方法」なんて上昇志向の自己啓発みたいな言葉は苦手だけれど、

素直になれなくて生きづらさを感じるよりも、
純粋に素直に生きて、深く傷ついたり心の底から喜んだりして生きていきたい。

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限界大学院生
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