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忍たま映画、エンディング曲直前の演出の意味について

昨日、話題になっていた忍たま映画を観に行きました!
その中で、タイトルにも書いていますが、1日経ってもしかしたらこういうことかもと思ったエンディング前の演出について書こうと思います。(映画公開から1ヶ月ほど経っているので他の方がもう書いていると思いますが、私の感じたことということで何とぞ!)

※今回あまり触れていませんが、忍たまはテレビアニメを幼い頃にけっこう観ていましたが細かな設定は覚えていない感じです。



昨日時点での感想

まず先に、昨日書いたX(旧ツイッター)の映画の感想を載せておきます。
(この内容から話しを発展させているので目を通してもらうといいと思います)

本題 エンディング前のシーンについて

どんな描写だったか

昨日観た記憶を頼りに書くと、大団円でエンディングかなと思うシーンでなぜか過去のきり丸らしき子が雪の降る中でどこかの建物(今で言うなら寺や神社?)の下に潜り込んで寒さをしのぎ空の方を見ている(※前にも同様のシーンがあったはず)。
そして、すこしくぐもった音で、小さくテーマ曲の「勇気100%」が流れてくる……

その後、ほんの少し音が消える。エンディングが始まり同じ「勇気100%」が流れてきたと思います。

どういう意味か考える 「現代のきり丸」では?

上記のシーンについて映画を観た後すぐはどういう意味なのかよく分からなかったですが、私が昨日のXへ投稿した内容も含めて考えると、これは「孤独に生きている現代のきり丸」への、そしてそれを見る(だろう)大人へのメッセージではないかと思うようになりました。

ストーリーを通して、大人の子どもへの配慮が描かれている今作品。じゃあ、これを見ている子どもたちは実際の生活、現実世界でも同じように大人から配慮されているんだろうか?そして、この作品を見た子どもたちの中に、過去のきり丸のような思いをした、今もしている子はいないか?
そう問うと、決して全員が充分に配慮されていて苦しい思いをしていないとは言えない。
天涯孤独の身の人に出会うことはまれかもしれないけど現代の日本にだって存在するのは想像できるし、虐待や育児放棄などで孤独な思いをして本心では親に頼れない子だっている。
そういう子どもたち、あるいは過去にそういう経験をした人にとってみれば、今回のきり丸は自分と同じだと感じるはず。そして、雪はこの映画の公開日12月20日から今(1月20日)まで、日本の多くの場所で降ってもおかしくない季節。
そして、くぐもった音で小さくテーマ曲が流れるのは、なんとなくですが、クリスマスのサンタクロースが遠くからこちらに向かってきているような鈴の音を想起させました。
忍たまの世界にクリスマスなんてないと思うので変かもしれませんが、この曲のくぐもった音は映画中の音の中でも異質で、なんだか別世界からの音にも感じられます。そして、「勇気100%」の歌詞は、孤独な人へ誰かが寄り添うような応援ソングにも聞こえるように思います。

エンディング前になぜ過去のきり丸が映るのか、話の流れとしては不自然ですが、こう解釈すると自然に捉えられるのではないかと思います。

作品からのメッセージとしては、「今はつらい状況かもしれないけど、きっと助けてくれる人が現われる、そうしようとしてくれる人がいるからね。どうか希望を捨てないで。」というようなものだと想像します。

子ども・孤独な人に対してできることを

じゃあ、そんな「現代のきり丸」に対して、大人は何ができるだろう?
というのを、大人として今作を見ている人は物語の中で学ぶことができたんじゃないかなと思います。
その内容は細かくは書きませんが、ひとりぼっちで孤独を感じていそうな子・人を気にかける、ちゃんと見ているよ、必要なら力を貸すよという姿勢を示す、みたいなことかなと感じました。
このあたりは、現実世界でできることをいろいろと考えてみるのが大切そうだとも思います。

おまけ NARUTOの話

NARUTOの1話と、今回の忍たま映画は表現していることがとても似ていると思います。(観た・読んだことがある方ならすぐに分かるはず!)
土井先生の声とイルカ先生の声って両方とも関俊彦さんが演じているので。
映画では土井先生ときり丸、NARUTO1話ではイルカ先生とナルトの関係性……
内容は中学生相当だけど、1話(アニメ・漫画ともに)涙腺崩壊に注意です!

↓アニメ1話(現在無料公開中)

↓漫画1話(こちらも無料で読めます)


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