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あらコズミック

約1ヶ月で6都市9公演
正真正銘の全国ツアー『あらコズミック』

とてもとてもありがたいことに
大阪2公演、名古屋2公演、福岡、東京配信の
計6公演を見させていただきました

今回もお2人の圧倒的才能と魅力のせいで(おかげで)すべての語彙力を失ってしまったので
ぐちゃぐちゃの長すぎる感想と
各公演の違いについての個人的メモ(記憶力ゴミなので嘘書いてたらごめんなさい)(VTRは変更なかったはずなのでコントのみ)と
勝手な考察などです


【未知とのどすこい】
◆違いメモ
○セリフ違い
愛知2公演目→「さいあく〜!UFO〜!」(IKKOさんみたいな言い方)
福岡→(「ほら笑ってたって!」のあと)「まあ笑ってたからと言ってどうとかはないけど!」

◯吸い込み強化時の照明
大阪→照明変わらず音のみで表現
愛知→虹色に点滅
(愛知の会場、個人的に照明が凄く良く感じた、最初のスポットライトも薄めで怪しいUFO感増してたし、吸い込み強化も、「ひらめき」のコントの照明も、表題コントの舞台まわりの照明もめっちゃ綺麗だった)
福岡→白黒に点滅
東京→虹色に点滅

◆感想メモ
船長とは違ってUFOをだるい存在としてるのがおもしろかったなあ
スポットライトの使い方の発想がすごく好き

吸い込まれる動きもうまくて笑った
トートバッグは折れ曲がらないようにガチガチに固めたのかな、トートバッグ固める調整作業ってなんなんだめちゃくちゃおもろい

お相撲さんはさの山だったんだね
もし吸い込まれたら船長に報告できないから頑張って吸い込まれないように粘ってたとかだったらかわいいな
最後UFOに向かって「諦めんなや〜!」で終わるのが、なんか表題コントに繋がっている感じもしてよかったなあ

あとたまたまだろうけど、単独見てない状態の母にエリンギキーホルダーを見せたら「何これ髪の毛の形お相撲さんみたい笑」と言われてギョッとした
エリンギの花言葉は「宇宙」らしく、ゲム念焼肉回で「前の単独なんて一切関係ないよ!」って(冗談っぽくだけど)言ってたからもしかしてなんか仕込んでるのかなと思ったけど、今回もまんまとやられてしまった


【OP】
映像も音楽も素敵
映像は宇宙っぽさ全開でかわいいしUFOに吸い込まれていく2人の影もかわいいし
開幕コントが終わって暗闇で流れ始めるイントロがカッコ良すぎてゾクゾクした
「きかいにおまかせ」っていう曲のタイトルもなんだかウワッってなるね


【情けない男】
◆違いメモ
◯セリフ追加
福岡以降→(ダンスダンスレボリューションのあと)「わたし嫌い、やじるしとか嫌い」
愛知以降→(体幹が弱すぎるのあと)「なんで視界に入ってこようとするの」(大阪は上手側で倒れるだけだった)
福岡以降→(花占いのあと)「まさきがやろうって言い出したんじゃん」

◯言い間違い・ハプニング
・愛知1公演目
(花占い中)
まさき「情けない、情けなくない、情けない、情けなくない…(「情けなくない」と言わないといけないのに次が最後の1枚で順番的に「情けない」になってしまうことに気付きしばしの沈黙後)……情けなくない」
かなこ「ほら〜!情けなくないよ〜!(半笑い)」

・愛知2公演目
(花占いのあと)
まさき「花も植物だってのに」
かなこ「花も植物…?」
まさき「ふぅ……植物も…命だってのによ……」
かなこ「嘘でしょ…?笑」

・大阪1公演目
(オチ台詞)
正:まさき「男なのに、女に怒られた…」
誤:まさき「男なのに、女に何度も振られる……怒られるなんて…」
かなこ「間違えるなー!」(暗転)

◆感想メモ
めっちゃわらった、構成とかもなんかロコっぽくて大好きなコントだった
家の「外はあぶないよ」とダンスダンスレボリューションの「やめましょう」とかぼすゲームの「これはさすがにだよな」が大好きワードだった
あと、まさきのかっこつけた「サンキュ」で毎回フワッとだけ笑いが起こるのが個人的にめちゃくちゃおもしろかった

コントも漫才もここから発想来てるんだろうなってわかることがなぜか凄く好きだから、かぼすゲームが完全にスイカゲームでニヤニヤしてしまった
当たり前なんだけど堂前さんが考えてるということを実感するのが好きなのかも
あとは、舞台と客席って(特にコントは)精神的距離が遠いから「あれよねあれよね、あれのことよね、私はわかるよ、気付いてるよ」ってなるのも好きなのかもしれない

かなこちゃんはまさきくんのどこがそんなに好きなんだろうか
1年に1回のデートはなんだか不器用な織姫と彦星みたいで愛おしかったなあ
かなこちゃんはまさきくんに何年間費やしてるんだよ、コントの中だけでも少なくとも5年は費やしてるよね、長期戦恋愛すぎる
コントの最後は「別れますよう」って言って帰っちゃったけど、きっとかなこちゃんはまた次のまさきくんの誕生日とかに連絡をしてしまいそうな気がする
どうか2人のペースで幸せになってほしいね


【AIクイズ】
めちゃくちゃ大好きなVTRだった
「堂前だったらどう考えるか」をノリノリで考える兎さん国宝級に保護したい
最後の問題があまりにも友達で本当に最高だった、毎公演確実に割れんばかりの拍手笑いでみんなの大好きなロコなんだろうなあと思った、最後の画像出てから分かるまでの時間があまりにも早すぎる
ゲーム念仏でもよくある視聴者そっちのけでマニアックな話で2人だけが盛り上がってる時間が好きだけど、そんな感じで本当に最高だった


【ひとたまりもない】
◆違いメモ
◯セリフ違い
大阪1公演目→「もしここに水たまりがあったとしてですね」「いや、すべての床を並行につくったからたまらないはずだが」
福岡→「面を上げ下げするな!次上げ下げしたら殺す!」「殺すんですか…?笑」
福岡→「なぜそっちを向く!そっちを向くな!」

◯セリフ追加
福岡以降→「成長したほうがよろしいかと」「え?」「ん?」

◆感想メモ
一番調整していたコントかな
セリフとか言い方とか動きとか修正いっぱいしてたり、各公演でウケるタイミングやハマるセリフが違っていておもしろかった
出身の岡山と住んでた大阪と相方の福井と住んでる東京のすべてがごちゃごちゃに入り混じって自分の言語を失ってしまった兎さんに似ていたのも好きだった
ゲーム念仏青鬼回の「あんたイントネーション終わってるわね」が何よりもこのコントの解な気がした


【知らない歌を一生懸命練習してる人】
「なぃ〜で」が本当に頭に残る
いつも単独終わりはラストの曲で頭がいっぱいになるのに、今回は気付いたらこの曲を口ずさんでしまっているときがあって、何とも言えない感情に何度もなった
歌詞もめちゃくちゃおもろくて、黒背景に文字のシンプルスタイルなのにちゃんと笑わせる力があるのすごい、さすがだなあ
奈良漬けもらいたくてもからあげと交換しないといけないの、ノリノリでだいぶ厳しいこと言ってて好きだった


【ティアラ】
◆違いメモ
◯スポットライト
大阪→なし
愛知以降→あり(シャイニングっぽさが増してとても良かった)

◯言い間違い・ハプニング
・愛知2公演目
店長「腹しか見えない状態があるんだよ」
ティアラ「主人公〜」
店長「ん?なんて?」
ティアラ「………主人公〜」
店長「聞き返さなきゃよかった」
ティアラ「ヒャァ」

・愛知1公演目
(隙間を狭くする時)
ティアラ「お手伝い〜(店長の肩に触る)」
店長「触るな、触るなら(スポットライト指差して)そっち触れ」
ティアラ「(触りに行く)あっつい⭐︎」

・福岡
ティアラ「どうでした〜?」
店長「いや〜なんか太っ…フォルムが分かっちゃうというか」
ティアラ「コラ!おこるぞ!」

・東京
ティアラ(スポットライトのコードにつまずく)
店長「大丈夫か!?」
ティアラ「はわぁぁしぬかとおもった〜」

・東京
ティアラ「(セリフど忘れ)はーらんど…」
店長「なに?笑」
ティアラ「………アーリングハーランド!」


◆感想メモ
ティアラちゃんが本当にかわいくてかわいくて歴代のコントキャラでも相当な上位に来るくらいの大好きキャラだった、こんなに太ましいのになんでこんなにかわいいんだ
ティアラちゃんと店長のコンビが本当に好きすぎる、『愛嬌と顔だけは良い発言』で「顔は良いと思ってるのね〜!!?!?」と大興奮してしまった、この2人の長尺コントも見てみたいくらい大好き

指名も全然もらえないのになんでクビにならないのか、そもそもなんで雇ってもらえたのか不思議ではあったけど
店長はティアラちゃんのこと雑に扱いながらも実はめちゃくちゃかわいくて仕方がないとか
実はティアラちゃんに悲しい過去があって同情に近い感情から面倒を見ていたけど気付いたらどんどん愛情になっていってみたいなんだったらめちゃくちゃ萌えるなあ
と言いつつ普通にきつくて普通にダルいのもそれはそれでめちゃくちゃ好き

今年のキングオブコント、単独からもネタ持って行ったりするのかなあ、持って行くならどれかなあ、ティアラちゃんかなあとも思ったけど
ティアラちゃんに点数がつくのが自分に耐えられるのかが不安すぎる、数分しか会ってないのに、この子に悲しい顔させたくない傷つけたくないと思ってしまった、そのくらい大好きなコント、私は何回だってティアラちゃんを指名する


【好きな仕草】
兎さんのランキングシリーズ大好き
統一感ありそうでないし、身の程を知らないでめっちゃ笑った、全部本当に変すぎるし一個一個解説してもらいたい
あと、身の程を知らなくて、塔の上から手を振ってくれる女の子って、それはティアラちゃんなのでは?と途中で思ってしまった、ログインもしたがりそう


【両手金属顔金属探知くん】
◆違いメモ
ほぼ変更なし、上手側に行って音止めるタイミングを分かりやすくするためか、ダンス若干変わった気がしたけど記憶が不確か

◆感想メモ
運良く堂前さんのスタンバイの位置の真ん前の席に座れた時があって
目の前で暗闇の中でちゃんとずっと動いてる堂前さんが夢に出てくるレベルでおもしろくて死ぬほど笑った
発想も衣装もおもしろいしどうやって思いついたのか気になりすぎる、そして相変わらず足がキレイ
終わり方のポーズも意味分かんなすぎて良いし、最後の「ピー」で若干客席から悲鳴上がってたのも含め最高だった


【好きな仕草】
前回もショートネタ挟むスタイルだったよね
続き見たくてうずうずするからありがたい
後半もめちゃくちゃだったし「弓道の全部」でめっちゃ笑った
最後に若手エピソード出てくるのもとても良いね


【ひらめき】
◆違いメモ
◯演出追加
愛知以降→カレー食べてる途中で上着脱ぐ(大阪はなし)
愛知以降→曲中の照明追加(愛知は虹色、福岡は白黒、東京は虹色)(ルービックキューブの時にライト使わなかったのは見づらくて解きにくいからかしら)
福岡以降→肥後さんの歌追加

◯言い間違い・ハプニング
・大阪2公演目
正:「容疑者は」
誤:「被害者は…………(間違えたことに気付いて沈黙)……その資料に書いてあってだな、容疑者は」

◆感想メモ
音楽あんな感じで使うのめずらしいなあと思ったけど、服装も音楽も独特の雰囲気あってめちゃくちゃ良かっためっちゃおもしろかった
(使用曲)
https://youtu.be/Th60XdjJ8GA?si=-ydt5TL9xwd0il8o

ルービックキューブはサピオロマンティックの私には死ぬほど刺さるありがたい、会場によっては完成したあとに拍手が起こるところもあっておもしろかった
あと席が前の方だとカレーの匂いがしてくる4 Dスタイルに笑った、前方の方々みんなざわついてた
ご飯必死に食べる兎さんは前回のギンに引き続き本当に見てられるね


【パペット】
ロングコートダディ単独ライブ常連ことマユリカさん今回も出演ありがとう
パペットってもっと人形っぽい感じを想像してたから、ほぼ手そのものの物体が4匹出てきた瞬間きしょすぎてびっくりしちゃっためっちゃ笑った
なんでパペット作るという指令しか来てないのにみんなおばさんなの
姪っ子ちゃんめっちゃかわいいね、個人的に「絵の具みたい」の感想が謎すぎてすごく好きだった
みんなちゅき


【あらコズミック】
◯セリフ追加
大阪2公演目以降→「クーパーさんにうんこの絵文字でも送っときましょうか?」

◯セリフ変更
大阪名古屋→「なんとか待ってもらえませんか…」「クーパーさんには、なんとか待ってもらうよう言っといた」
福岡以降→「コープスの方に不具合が生じておりまして、いま帰還のルートに入るのは、少々危険かと」「クーパーさんには適当に嘘ついといた」

◯言い間違い・ハプニング
・大阪1公演目
正:「液体の水」
誤:「水の液体………もう一度言いますね」

・愛知2公演目
正:「ハビタブルゾーン」
誤:「ハビタブルソーーーーン!……まあハビタブルゾーンなんですけどね!」

・愛知2公演目
さの山「え〜っと!トニ、カク(急にカタコト)」
船長「どうした!?バグったか!?」
さの山「冗談ですよ、大丈夫です!」

・愛知1公演目
さの山(タンクトップがズレて左乳首が見えてしまってる状態)
船長「ちょっとすまない、乳首しまってくれるか?」
さの山「(気付いて顔赤らめながら)なんですか!船長が乳首つけたんでしょ!何の機能もないのに!」

・福岡
さの山「地球船、ん?地球船?宇宙船!」
船長「大丈夫か?おまえやっぱり風呂入ったからじゃないか?」
さの山「チョット、水、入ったカモ…」

○エンディング
★大阪→絵画
「ん〜なんかうんこみたいな絵しか描けないな!まあ楽しいからいっか」
★愛知→陶芸
「醤油の小皿つくりたかったのにぃ(壺みたいな形でぐちゃぐちゃ)まあ楽しいからいいけど」
★北海道→かぼすゲーム
「あーもう難しいなぁこれ!どうやってカボス作ってんだよ、難しい…楽しいから良いけど」
★宮城→ ガーデニング
「(育ってる具合がバラバラ)同じタイミングで植えたのに難しいな、まあ楽しいからいっか」
★福岡→料理
「(ハンバーグの空気抜いてる)アァン、ペチペチやってると次のページがめくれないよぅ〜、まあ楽しいからいっか」
★東京→音楽
「(ギター弾きながらサワラの歌の練習)ンァァ難しいな、まあ楽しいからいいけど」

◯メモ

あだ名つける時どの公演もちゃんと首横向きに傾げながら悩んでる格好しててウワッとなった


◆感想メモ
最近の単独ライブの表題コントでは
露骨に「死」に直結する内容もあって
ドキッとすることも多かったけど

今回の表題コントは少しの苦しさの中に
宇宙や夢やロマンが溢れていて
なんだか素敵な内容だったなあ

「お先いただきました〜」と「いますけど?」が個人的に好きワードだった

あとはポチャポチャ体型の側転と
コンビニ行くノリツッコミ映像と
おしりでトーンってドアを開けるのと
システムエラーになっても機械にマウントとっちゃうのが
兎さんにしかできない天才ハイライトで好きだった




人生全てを賭けてずっと追い求めていた「解」
その正体が自分が作ったロボットの声だと知った時

怒るとか落ち込むとか安心とかとはまた違う

ああそうか
ああそうだったんだって

頭や心の中でモヤモヤグルグルしていた霧が
ゆっくりじんわり晴れていくような
そんな感覚を船長から感じた

宇宙人を探していたというよりは
自分が子供の時に聞いたあの声の正体をずっと探していたんだろうなあ
いや、最初は宇宙人を探していたけど、もうすがるものがあの声だけになっていたのかもしれない


努力すればするほど
宇宙人はいないことの証明になりそうで
自分の人生に意味がないことの証明になりそうで

追い詰められてる船長の
「ああ怖いよ、不安だよ」の言葉が凄く刺さった

興味や好奇心がいつの間にか
執念や意地に変わってたのかなあ
宿命を背負い込んで苦しんでいるようにも見えた


少し話が逸れてしまうけど

芸人さんを見てると
それぞれ自分のスタイルがあって
それとは別軸で賞レースに勝ちやすいスタイルがあって

それが分かっていても
勝ちやすいスタイルじゃなくて自分のスタイルで勝たないと
この人たちにとったらもう意味がないんだろうなと
もはや執念のようなものを感じることがよくある

さの山から地球でできることを提案されても
それができても宇宙人を見つけないと自分の人生にとっては意味がない
って言う船長となんだか似てるなあと思った

好きで始めて好きで続けているんだけど
それと同時に宿命を背負い込む苦しみは

同じことをずっと続けている人にしか分からないものなんだろうなあ
それと同時にそんな人たちにしか出せないかっこよさがあるとも思った


さの山の言葉から始まった宇宙への冒険も
さの山の言葉から始まった次の冒険も
全部に意味があって
全部が船長の人生だよなあと

じんわりじんわりそう思いながら
「よし、帰るか」って言った船長の表情があまりにも良くて泣いた


地球に帰ってからいろんなことを新しく始める船長もなんだかとても楽しそうで

エンディング曲の家主さんのNFPは
調べてみるとNew Found Powerの略らしくて
船長にぴったりの曲だなあと思った


宇宙人に負けないくらい
船長にとって凄く凄く大切なものが見つかったんじゃないかな

そうだと良いな


さの山も生きがいまで見つかったかは分からないけど
楽しいと思えることには出会えたように見えて嬉しかった



2人がこれからもどこかで幸せに生きられますようにと思える物語にまた出会えて

やっぱりロングコートダディを好きになって良かったと思えた

素敵な素敵な単独ライブ「あらコズミック」でした


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