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ゴリゴリに営業されたらその事業所は選ばない【ケアマネ】

おはようございます、ちはるです。

ケアマネは、担当しているご利用者に対して必要なサービス・事業所を提案するのが仕事の一つ。

例えば、「ひとりでお風呂に入れないから困っている」という人に対して、

①訪問介護(または訪問看護)を利用して自宅でお風呂に入る
②デイサービス、通所リハビリのようなところに出かけて、そこでお風呂に入る
③訪問入浴を利用して自宅で入浴する
④ショートステイを利用して、そこで入浴する

というような選択肢を提案します。
(そもそも、ご本人の状態に合わない選択肢は提示しないこともあります。)

ご利用者が「①がいいな、来てもらうのは月曜日か火曜日の午後がいいな」と希望されれば、その条件に合う、①のサービスを提供している事業所をいくつか紹介します。


ケアマネとしては、ご利用者の条件に合う事業所を提案するわけですが、ご利用者のことよりも利益重視で考える事業所、連携が取りにくい事業所は、そもそも提案の選択肢に入れないことが多いです。

「あ~、この事業所は、ご利用者にとっての必要性よりも、利益重視なんだな」という事業所はよくあります。


専門的な話になりますが、

▶緊急時の対応は考えにくいし、ご利用者も望んでいないのに、とにかく緊急時加算をつけたい訪看

▶自宅での入浴なんてADLや環境的に不可能だし、ご利用者も望んでいないのに入浴加算Ⅱをとりたいと主張してくるデイサービス

▶訪問診療が開始したら、必要性に関わらず、訪看、訪問薬局も必ずセットで導入開始する往診クリニック

こういう事業所は、割とあるあるではないでしょうか。


本来、介護保険の理念は自立支援です。
利用するサービスは必要最低限でいいと思います。
効率よく、少ないサービスの利用で在宅生活が続けられたらそれがいちばんです。

先ほど挙げたような「とにかく隙あらばサービスや加算を増やそうとしてくる事業所」、私は選択肢から外していきますし、まわりのケアマネもそういう事業所は敬遠しています。

逆に、本当に利用者のことを考えて、むしろ状況に合わせてサービスを減らす提案をしたり、他のサービスを提案してくれるような事業所は好感がもて信頼できるので、またその事業所に仕事を頼もうと思います。

利益優先でゴリゴリの営業ばかりの事業所、長期的な目線で見ると、結局はお客さんや売り上げを減らすことになっているのですが、そういう事業所はそれに気付けないものですよね…。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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