意見のすり合わせは、家族であっても難しい
お互いの意見をすり合わせ、落とし所を見つける。たとえ夫婦でも、親子でも、お互いの納得のいく結論を出すのは、簡単なことじゃないなぁと思います。
この週末、夫と長女、それぞれと一悶着ありました。
まずは夫。長女の小学校入学を機に来年4月から単身赴任を始めるため、割安なこの時期に家電を買っておこうと家電量販店に出かけたのです。
店員さんに相談しつつ、順調に家電を購入。しかし、最新家電を次々と目にしているうちに、夫のなかで欲が生まれてしまったようで。
「新居に大型テレビを置きたい」
「掃除機も新しいのがほしい」
「やっぱり、洗濯機も古いから買い替えたい」
使えるものはそのまま使おうという話だったはずなのに、いつの間にかこの機会に家電を買い換えてしまおうと言い出したのです。
「いや、いらんでしょ」と正面から否定したのが悪かったのか、夫は意固地になってしまい、「いや、絶対買うから!」と一歩も引きません。
結局、急いで買う必要のないものは保留ということになりましたが、なんとなくお互いにモヤモヤが残る結果となりました。
そして同じタイミングで、YouTubeの視聴時間で長女とも対立。
好きなYouTuberの動画をなるべくたくさん見たい長女。しかし、動画を見たあとに必ず「もっと観たかったのに!」と泣き叫ぶので、これまでなるべく視聴を制限してきました。
しかし、6歳になって自己主張が増してきたこともあって、たびたび「動画が見たい」とねだるように。
15分ならいいよ、という約束でYouTubeを解禁したんです。
しかし、15分経っても動画をやめようとしない長女。「時間過ぎたよ!」と止めたところ、長女は泣きながら文句を言ってきました。
「ママは15分までって言った!まだ、時計の針が15分になってない!!」
どうにも、「15分ならいいよ」という私の言葉を、「15分になるまでならいいよ」と捉えていたようで。
いくら説明しても長女は「私は時間を守っていたのに!」とゆずらず。その後30分以上話して、ようやく「次からは時計を見て時間を決めよう」という結論に落ち着きました。
はぁ。本当に、コミュニケーションって難しい…。
親子、夫婦とはいえ、価値観がぴったり合うことはありません。
対話しながら考えを擦り合わせるって時間もかかるし、エネルギーもいる。
家族という気やすい関係のせいか、他人なら飲み込む言葉も、家族の前ではつい口にしてしまうせいで、余計に意見がまとまらないんですよね。
遠慮がない関係が必ずしもいいとは限らないと、しみじみそう感じます。
とはいえ、常にケンカ腰では、まとまるものもまとまらない。
家族とはいわば、ひとつのチーム。もしかしたら、チーム作りのノウハウを応用すれば、こういったトラブルも防げるようになるのかも。
まだ解決策は見えていませんが、少しずつ時間をかけて、意見のすり合わせ方をまなんでいきたいなと思います。