ポリヴェーガル理論から紐解く!原因不明の不調
先日治療院に来られた女性
主訴は呼吸がしにくい、喉がつまる、不安感が強い、めまいふらつき、背中、肩、首の痛み、顔色も悪く青白い
夏休み後半から全体的に不調が続いていたが、
病院で様々な検査を受けてもどこも問題なし
どうしていいかわからず、来てくださいました
うちの治療院では
まず、問診のあとに不調や痛みの原因を探るために
◎自律神経の乱れ
肩の張り、首の回旋、脈、体幹の強さ、喉ちんこ、姿勢などの状態から検証
◎脳の左右差
目の動き、顔のほうれい線や唇の高さや左右差、骨格(脳梗塞など脳の異常があると、身体に出る)
などを見させていただきます
この方の場合は脳の左右差はほとんどなく、
自律神経、特にストレスからくる
交感神経の過剰反応と腹側迷走神経(副交感神経)の遮断が疑われました
育ち盛りのお子さんが三人、ご自身の仕事や家族くのスケジューリング、家のこと
特に夏休みは休まる時間のないお母さんがたくさんいると思います
交感神経はストレスによりギンギンに!
また、
一日何時間も座った体勢でいることが多い
スマホの時間が長い
交感神経優位を戻すための振り戻しで副交感神経に急に切り替わる状態に
詳しくはこちらを!(動画配信してます◎)
ブレーキを通り越して、
アクセル(交感神経)とサイドブレーキ(背側迷走神経)で日々過ごしている感じでした
想像してみてください、
車を運転するときにアクセルとサイドブレーキしか使えなかったら
運転するのが恐いし、疲れますよね!
ご自身でできることとしてお伝えしたのは
◎副交感神経を高めるためのエクササイズ
◎座りすぎないこと
◎スマホを見るときはなるべく顔が下向きにならないこと
ずっと下向きの状態でいると、
腹側迷走神経が圧迫され遮断
交感神経と背側迷走神経しか働かない状態に
そうすると
【アクセル】と【サイドブレーキ】のみで生きている感じになります
↓こんな感じの方いませんか?
呼吸が苦しい、ふらつきはどこから?
また、腹側迷走神経は心臓や肺に分布します
呼吸がしにくい、喉の詰まり、疲れる、めまい、ふらつきなどの症状は、この神経が遮断されたために起きていたと考えられます
治療を終え
顔色も良くなり、笑顔でラクになったと帰えられました
ポリヴェーガル理論を知ると、様々な不調は自律神経からきているかもしれないと考えることができます
どうしたらいいか、原因不明の症状があるときは
そのような観点から身体やココロを観ていくのもひとつだと思います
茨城県ひたちなか市で夫婦で統合的な観点から痛みや不調を改善するお手伝いをしています
ご縁がありましたら嬉しいです