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要約読書術23 牧野富太郎

「牧野富太郎選集第一巻」東京美術 昭和45年
植物学者の牧野富太郎は高知県佐川町の豊かな酒造家兼雑貨商に生まれ、独力で植物学に取り組む。貧困の中に日本植物志、牧野日本植物図鑑、植物随筆などを著した。生涯に発見した新種500種、新命名の植物2500種。
植物分類学の世界的権威、死後文化勲章を受ける。

朝ドラでの奔放ぶりを毎日楽しく見ているが、植物を見る眼差しがすごい。内助の功の奥さんもすばらしい。

本での感銘は、「私の信条」の章で
・植物と心中する男
飯より女より好きなのは植物。動機はなく、生まれながらに好き
・心の緑化
戦時中の乱伐で日本の山林がハダカになった。樹を植えるのは外面だけでなく、人間の精神生活にも直接役立つ
・富士山の美容を整えるには、アノ宝永山を取り除く
・熱海にサボテン公園を
・東京を桜の花で埋めよ
・花菖蒲園の一大園を開くべし
・つつじの花が横を向いているのは虫が入りやすいから

花を見るときの注意
1.花の付くところ
2.花に接した葉や茎の状態
3.花の突き方と開き方
4.花の部分的な組み立て方とその形状
5.各部分の数と大きさと色た匂い

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