チャールズ・チャップリンについて、そのご子息が語った内容の備忘録
喜劇役者「チャールズ・チャップリン」のご子息であるユージーン・チャップリンさんの集まりに、私は行ったことがあります。ユージーン・チャップリンさんはローリング・ストーンズやクィーンを手がけたレコーディング・エンジニアで、この集まりのなかでチャールズ・チャップリンについて、ユージーンさんはたくさん話してくれました。そのなかで気になったところを抜粋。
●チャールズ・チャップリンは、ピアノを弾けるが、楽譜が書けない。そのため妻に自分の作品を映写させながら、それにあわせて伴奏を弾き、しだいにメロディーを加え完全な曲にして、それをスタッフに採譜してもらっていたらしい。
●子供たちが学校にいっている静かなときにチャールズ・チャップリンは脚本を書き、仕上がった脚本を妻のまえで読み、妻が笑った場合はOKにして、反応がない場合は書き直しをしたらしい。
●チャールズ・チャップリンは元々独立心の強い、何でも自分一人でやる人だったが、妻をめとってから仕事も家庭も妻と一緒に行動するようになり、人と一緒に作業するようになった。
●チャールズ・チャップリンと妻はケンカをしているのを息子たちに見られたことがないくらい、仲がよかったらしい。そのため四番目の息子のユージーン・チャップリンに、初めて彼女が出来たときに、彼は初めて恋人同士はケンカするものなんだと知った。
チャールズ・チャップリンとその妻の関係は、なんだかジョン・レノンとオノ・ヨーコの関係に似ていると思った。偉大な創作の裏には、その嫁の影があり。
これだから女性にはアタマが上がらない。