事変〜再生前〜
お腹の調子も悪いしなんとなくずっと気持ち悪い…そんな日がここ何日も続いている。
そんな私だけど先日、東京事変のライヴに行ってきた。
そうあの話題沸騰、沸騰しすぎて気化、炎上、しつつあるあの東京事変のライヴである。
正しくは話題沸騰というより賛否両論なだけなんだけど…。
チケットはめちゃくちゃ倍率高すぎて、私の周りの林檎さん、ないし事変ファンの方々が「チケット外れた」と言うのを聞いていた。
なので1人浮かれることなどできず、夫と妹にしか当選したことを言えなかった。
そしてコロナ騒動。
Perfumeが最終公演の90分前に中止を発表したのを発端に、ラルクや米津など名だたるアーティスト達が中止を発表した。
その流れで、当然事変も中止だろうな…と思っていた。中止ならなるべく発表は早くして欲しい…。開演90分前はまじでやめて…。
せっかくものすごい倍率の中、汚い手はなんにも使わず運だけでチケットをあてたのに、このチケット、もう使えなくなるのか。当たったことをなかったことにされちゃうんだろうな。かなしい。
てかもう絶対中止だろ!と思い、悲しみを紛らわすためムーミンコミックス全巻セットをAmazonでポチッた。中止されるであろうライヴの時間に読むんだ。
しかしファンクラブのメールに書いてあったのは中止ではなく延期でもなく「払い戻しします」というお知らせだった。
え、やるの!?うわ、やるんだ!!
正直、めちゃ嬉しい、と思った。
この状況だし、チケット外れた人もいるし、他の中止になってしまったアーティストのファンの気持ちとか考えると軽はずみに「カッコいい、さすが!」なんて言えない。
でも、これからたくさん非難を浴びるだろうということも覚悟した上でこの判断をしたのだと思うと、もう、私からはありがとうって気持ちが一番大きかった。
西川貴教さんや野田洋次郎さん、打首さんがTwitterで言っていることが印象的だった。
中止にするのはかんたんな話じゃない、入るはずだったお金がごっそり入らなくなるだけではなく場所代だってもう払わないといけない、とか、
自分のところみたいな小さな会社はその損害を払ってもこの先生き残れるのかと考えてしまう、とか、
アーティストばかりが被害を受けるとみんな思いがちだけど1番痛手を被るのはその場で働いてる人たちなんじゃないか。
明日のあるはずだった仕事が急になくなる。当然そのぶんの収入もなくなる。明日からどうやって生きていけばいいのか。みたいなそんな内容。
政府はあくまで自粛を「要請」しただけであって、やめろという禁止令を出したわけではない。また、「中止にして出た被害損額は補償しますよ!」みたいな案を出してくれてるわけでも、全くない。
なら、やる、というのも一つの答えとして間違ってないんじゃないかと思う。
奴が急に思い出ったように自粛要請して、それでみんなが右へ倣えで全員中止・延期にする(全部自己負担なので政府はノーダメージ)てのも気に食わないし、
何よりあの発表があった日に「杉田水脈を育てる会」とやらは平気でやっていたというのが腹立たしい。しかも理由が「当日では物理的にキャンセルできなかった」とかそういうくだらない理由。この世で一番不要不急の集まりだったと思うけどね…。
大阪のライブハウスで感染者が出たという話があった。
100人規模のライブハウスで(当時)3人も感染者が出たのだから数千人規模のライブハウスならもっと感染者が出るに違いない、という意見を見かけた。
でも100人規模だからこそ、狭くて密閉されていて、感染が広がりやすかったのではないか?とも考えられないだろうか。
今日そのライブハウスのホームページを見てみると、感染がすでに確認されていた男性2人が来ていたのだそうな。
え、すでに感染が判明していたのに来たのか!?しかも2人も!?
コロナの検査はなかなかしてもらえないと話題だけど、この2人はしてもらえてたのか。どんなつてを持っていたんだろう。
などと謎は多いけど、とにかく
「100人規模のライブハウスで3人も感染者がでたから数千人規模のライブハウスならもっと多くの感染者が出る」とは必ずしもいえないのではないか、と思う。
後半へ続く。