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事変〜ついに〜


会場には消毒スプレーを持ったスタッフの方が大勢いた。会場に入るまでに4回くらい消毒した。
また、サーモグラフィーで体温をチェックする箇所があった。
少ない準備期間でめちゃめちゃ用意してくれたんだなと思うと泣けてくる。 

結論から言うと、幕が上がる瞬間、爆泣きしてしまった。自分があんなに泣くと思わなかった。感動しすぎて序盤でグッズの手旗を落としてしまった。(しばらく後に係りの人が気づいてサッと手渡してくれた。感謝…)

事変は小学5年の時にラジオで「修羅場」を聴いてからというものの、解散する瞬間までリアルタイムで追っていたし、解散してしまってからも「人生のBGM」としてそばにいてくれた。
ライヴで色んな曲を聴くたびに、それを聴いていた頃の自分が蘇ってくる。

ライヴは90分で終わった。めちゃ短い。けど短いとは感じさせない、濃い90分だった。
アンコールもMCもなし。そこに観客への思いやりを感じる。(というツイートを事前に見たが、まさに。)
いや、本当は一言だけ言っていた。
「今日は、本当にありがとう」と。
めっちゃ泣けた。



ライヴの前と後、
事変のことをTwitterでエゴサしてしまっていた。思ったより否定的な言葉より肯定的な言葉が多いと思った。
それでもやはり度々現れる強い否定の言葉を見かけると、その時は平気でも鉛のようにずっしりと自分の中に残ってしまっていることに気づく。

ただただ文句言いたいだけの人、ファンだと自称しているけど多分ファンでもなんでもないだろっていう人、解散ライブの特典の写真を添えて「あなたの決断を理解できなくてごめんなさい。さようなら」と呟いている人………


当事者の方々はこれだけたくさんの人間の…業のようなものを抱えて生きているのかと思うと本当に圧倒されてしまう。

今朝、ファンクラブのメールで、大阪や札幌などの公演を中止するということを知った。
大阪の公演は確か3/6。前日にこのことを発表するのは辛かっただろうな…かと言って早めに決めるなんてこともできなかっただろうな…。

これで、もう彼女達が暴言を吐かれるところを見なくて済むというちょっとホッとした気持ちと、ああ…という気持ちがごちゃ混ぜになっている。

林檎さんは以前、自分はインターネットでもの言う申し子の世代(的な)だから、手紙よりもSNSでの方が本音が見られると思っていると言っていた。
それでも、自分が林檎さんや事変の皆さんに向けて言った言葉を知らん誰かに拾われてなんだかんだ文句言われるんだろうなと思うとどうしても呟く気にはなれなかった。

だから手紙を書いた。   

ステージの上の彼女たちは神がかっていたけれど、まず一人の人間で…
攻撃的な言葉を投げつけられまくったら、傷ついたりストレスを感じるのは当たり前だと思う。

どうか元気でいてください、たくさん美味しいもの食べてたくさん寝てほしい。

#事変

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