【昭和の夏唄 10選】 令和の夏さえ楽しくさせる。名曲だらけのサマーポップス集
カセットテープ1本に収まる10曲。集めたのは、夏をテーマにした「ビンテージJ-POP」です。
70〜80年代のナンバーから選考。サザンや達郎といった、超メジャーな曲はあえて外してあります。あなたにとってこの10曲が、素敵な夏のBGMとなりますように。
※再生ボタンを押すと、各曲1分30秒だけ、このページで試し聴きができます。
1. め組のひと(ラッツ&スター)
1983年、資生堂・夏のキャンペーンソング。当時イギリスを中心に流行していたファンクとラテンの融合ミュージック「ファンカラティーナ」をベースにしているとされる。メインボーカルは、ソウルを歌うためだけに特化した声帯の持ち主、鈴木雅之。
2. 夏のお嬢さん(アイドリング!!!)
榊原郁恵によるオリジナルがApple Musicに入っていなかったので、このカバーバージョンを選んだ。原曲にほぼ忠実なテンポとアレンジで、まったく違和感がない。むしろアイドルグループによる重層的なボーカルが、この曲に“令和のポップさ”を加えていて新鮮。
3. モンロー・ウォーク(南佳孝)
聴きどころの一つはイントロです(編曲、坂本龍一)。ドラムのシンプルなビート。ホーンと呼応するかのようにギターが一拍刻み、そこにストリングスが絡んで充分に盛り上げたところで、歌。でも、そのイントロ、この1分30秒には出てこないんです…。すみません!!
4. Mr.サマータイム(サーカス)
不倫を悔やむ女性の心情を歌った歌詞と、ボサノバタッチのメロウなサウンド。最近ではあまり聞けなくなった、男女2人ずつの四声コーラス。なんとなく、真夏の午後の気だるさにも似て…。1978年、カネボウ化粧品・夏のキャンペーンソング。
5. 真夏の出来事(平山三紀)
作曲・編曲、筒美京平。実に的確な評論を見つけました。
さらに、この曲に関しては、こんな情報も。
とはいえ、この曲の主役はやはり、鼻にかかったような平山の甘い声だと思います。個性的すぎて無敵。
6. 君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。(中原めいこ)
数年前、東京・青山のクラブ。ひとり寂しくカウンターで飲んでいた。洋楽のディスコナンバーが流れていたが、店内のムードはやや停滞気味。そのとき突然、DJがあるシングル盤をかけたところ、年代を問わずフロアは爆発的に盛り上がった。それがこの曲。おしゃれな昭和歌謡が、令和のダンスナンバーとしても機能することが証明された。
7. 小麦色のマーメイド(松田聖子)
作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂(松任谷由実)、編曲:松任谷正隆。プールサイド、眩しい水面の揺れ、恋人同士の戯れ。そして「好きよ 嫌いよ」の呟き…。単なるアイドル歌謡ではなく、“聴く純文学”かもしれない。
8. サマーインサマー 〜想い出は、素肌に焼いて〜(八神純子)
アルバム12曲目。興味深いのは「夏の肌は焼くもの」といった昭和の美的価値観。前曲「小麦色の〜」と同様、この曲にもその名残りがあります。調べてみると、JAL沖縄'82のキャンペーンソングでした。なるほどね。美白肌も美しいけど、“小麦色”も“カフェオレ色”も魅力的です。
9. シーズン・イン・ザ・サン(TUBE)
「Stop the season in the sun. 夏よ逃げないでくれ」というサビの歌詞が印象的。毎年8月の終わり頃になると、サーフボードを抱えて浜に上がったときの潮風が少しひんやり感じられて、沈む夕日を見ながら、ついこのフレーズを口ずさんでしまう。(あ、よく考えたら私、サーフィンというものを一度もやったことありませんでした…)
10. 晩夏(ひとりの季節)(荒井由実)
「ナイフで切ったように、夏が終わる。」というパルコの広告コピーがあった。おそらく、今年の夏もすぐ終わります。夕暮れ、遠くからカナカナと蜩の鳴く声が聞こえてきたら、この曲を聴いてみてください。無機的な都会のラブソングだけではなく、日本の四季の描写でも才能を発揮したユーミンの名曲。
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