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自分に水を与える。ーパリから帰国4日目。

京都に帰ってきて4日目。挫いた足だけでなく身体全身思っていたより疲労している。頭もボーっとして何も考えられない。しかし帰国するなりドラスティックなニュースがたくさん流れてきて何も考えないわけにもいかない。
クリアに言語化するのはまだ難しいが、今私の中のコンピューターがフランスでの20日間と帰国して数日の間に感じたことの膨大なデータを一生懸命処理してくれているようだ。

現状捻挫した足の状態が良くなく、本当はタクシーにでも乗って早く病院に行ったほうがいいと思うけれどそれも億劫で、湿布を張ってひとまず様子を見ている。ほとんど家から出ずによく寝て、お風呂でしっかり温まり、ウーバーやネットスーパーを利用したりして好きなものを食べてとにかく体力を回復させることに専念している。お腹が満たされると気絶したように眠り、どうしても変な時間に目が冴えてしまうけれど、次第に調整されていくだろう。
おかげでパンパンに張れていた足も少しずつ良くなり、今日見ると腫れのせいでどこにあるか分からくなっていたくるぶしが復活してきた。明日はアマゾンで頼んだロキソニンシップが届く。今日まで使ってきたフランスのシップとどう違うか試してみるのも楽しみだ。

家の中でゆっくりしているだけでも日本の良さに気づく。ウーバーにネットスーパーにアマゾン。当たり前のように頼んだものが約束の時間にいい状態できちんと届く。日本の「当たり前」は日本人を苦しめることもあるけれど、消費者の側からすればこのハイレベルの当たり前は素直に本当にありがたい。日本の当たり前は間違いなく世界に誇れるものだと思う。

これからどう動いていくかについてのアイディアは頭の中にいくつかあるけれど、ひとまずは自分の滋養に努めようと思う。まず自分の庭に水を与えなければ、他の誰かを幸せにすることはできない。
自分が自分を幸せにしてあげながら他人を幸せにしてあげられることって何だろう。あらためて思いを巡らす。
私の庭が潤いを取り戻したとき、そこに何の種を撒こうか。これから自分が何をし始めるかさえ想像がつかない。そのぐらい今の私はまっさらな感じがする。

パリに居たことは日に日にぼやけて幻と化していくようだが、確実に私に大きな変化を与えてくれた。ここに居る私は、パリに行く前の私とは全く違う人物のような気がしている。何がどう違うかはまだ説明ができないが、確実にそうだと言える。

もう朝だ。今日は何をしよう。何を食べよう。少し外に出て京都の晩秋を感じてみよう。京都に居られる幸せを大切に味わってみようと思う。

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