1〜10話
最初から見てみようと1話を視聴。安子が生まれてひささんが紅白饅頭を持って出たところで岡山の商店街の街を上から映すのは、最終回のラストシーンの映画村と重なるよう。1話は映画村で撮影されたもの、最終回は映画村で「映画村」を撮影したもの。種明かしのようにも見えます。
1話から情報量多くて、今頃、光陰写真館とか見つけてしまいました。荒物屋あかにし、張り紙の「損得にこだわる余り儲け減る」の損得も表と裏なのかも。 このあたりはとっくに見つけていらっしゃる方がたくさんだと思うんですが。(岡山編ほぼまとめ見だったのできちんとは見れてない)
ラジオを盗んだ算太が「魔が差したんじゃなあ」と言ってて、ええええ〜となってます。「魔女のパン」の訳に色々あるのを使っているんでしょうか。
2、3話を見ました。ふと嶋投手のことが気になって調べてみました。学徒出陣で入営前にファンレターをくれていた人と学生結婚し、結婚はええぞ、と言っていたけれど、戦死したとありました。これは、稔さんじゃないか、とも思ったし、生き延びた勇ちゃんにも重なるような気がしました。
嶋投手が生き延びて、幸せになった物語が勇ちゃんなのかもしれないなあ。
2話での算太の作った大福、はみ出していて、のちのひなたの作った回転焼に重なるのだけど、ジョーにはラジオ体操のパンダのスタンプが大福に見えたのはこの算太の大福の再登場だったんだ。と今更思いました。ジョーも当たり前の枠の外の人であるから。
3話、安子が聞いているラジオの英語を字幕をつけて確認したのですが、 Two friends meet, by chance, in the street. Life's full of surprises. I didn't expect to see you. 意味深な内容な上、92話の例の"expect"!? いつも一気に見てしまうから今まで気づいてなかったです。
3話、EPISODE 003 と表示される画面、岡山の商店街にチャンバラをして遊ぶ子供が写ってます。(左端) 61話のジョーと吉右衛門のチャンバラを思い起こします。 きっちり仕込みがされてました。
4話、安子、稔さんにラジオ英語講座の感想を聞かれて「英語って何か歌ようるみてえで、何か音楽う聴きょうるみてえですてきな調べですねえ」 るいがナイト&デイでジョーのトランペットを初めて聞いたときの様子を思い出します。
5話、朝丘神社の夏祭り、吊るされた提灯が京都の北野天満宮と同じ梅の紋。
夏祭りの灯りに照らされた安子に対して、勇ちゃんが影から出てくる。50話で野球をするるいを木陰で見つめていたジョーのことを思い起こします。
この回は、なんと言ってもうまく乗れない自転車に必死に乗って稔さんを追って駅に向かう安子で、安子がここで自転車に乗ったからこの物語が始まった。音楽も「100年の物語〜カムカムエヴリバディのテーマ」。もう一度、まっさらな気持ちで見たいなあ。
6話、手紙をやりとりする安子と稔。劇伴が「二人が見上げた月は」元の曲は「始まりはいつも愛」るいが初めて聞いたジョーの演奏する曲。ひなたが選曲したんだろうと後から見ると思えてきます。
この回、1939年、映画館の前にいる男性と女性。その冬、女性が一人、タバコ屋さんの前を通り過ぎる。 この街から若い男性がどんどんいなくなっている描写を通り過ぎる人に表現している。 (実はジョーの両親がどこかで映り込まないか、で見てたのですが、多分明示するものはないんでしょうね。)
そういえば、たちばなでは月見団子を売ってましたよね、ひなたが店番するようになったら団子三兄弟が流行って回転焼大月の商売敵になってしまうなんて。
7話、家業を継ぐ立場同士ながら、なかなか岡山に帰れない稔さんと帰ってきたけれどまた消える算太の対比。田中の登場で、算太がダンスホールにいたことは確かなことのように思われます。 それから、定一さん、おはぎを食べて「うちのコーヒーにピッタリじゃ」その後ろにトランペットの置物、そしてミニチュアのピアノ。ジャズ喫茶だとあって当然ぽくもあり、今見るとジョーを思い起こさせます。 和菓子にコーヒーも合うけど、もっと合うものありますよね?
話が変わりますが、道行く人の中に靴が合わない感じで歩いている女性がいて、すれ違う人にも物語がある感じが、カムカム、またはもじりさんの世界観なのかなあと感じてます。
8話。違う視点で見ています。
・金太さんがお見合い写真を斜めに置いたのは、ひささんにも見えるようにしたからでしょうか?
・朝家を出た安子の置き手紙を持って絹ちゃんに相談しに行った小しずさんの後ろに映る、開いていないお茶屋さん。
・大阪の稔さんの下宿前で遊ぶ子供たちがいろはを唱えている、下宿の札は部屋のことだろう、イロハが並ぶ。おぐら荘は百人一首からなんでしょうね。(今更感) ・稔さんの下宿の部屋にも地球儀が。 ・5時半の汽車で帰ると言っていた安子が駅に着いた時はもう陽は落ちているから12月。12月と断定したのは、年が明けたら、と、金太さんが言っているので。
・駅に求人の張り紙「田中ポンプ工業所」田中!?
・同じく駅の張り紙「安全を母も家にて神だのみ」稔さんの肩越しに映ってます。。。
9話。
・稔さん、去年の夏が商科大学予科最初の年でこの回で二年生
・橘家を辞する稔さんを追いかけた安子があなたとひなたの道を歩いて行きたいの、稔さんの返事は、進駐軍のクリスマスパーティーで回想で、メリークリスマスだった。この日はクリスマスだった。
翌日、河原でキャッチボールする稔と勇の兄弟。河原が春にロケをしているからどうしても緑豊かになっているし、勇ちゃんが軽装で、季節いつ?わけがわからなくなります。わざと?
8,9話、1940年12月25日の出来事(10話が1941年)で、安子が大阪に朝早くから行っているその間に橘のお隣のお茶のお店に、ジョーさんが生まれたと思ってるんですけど、勇ちゃんが軽装で、作り手がちょっと見ている方を惑わそうとしている感じも受けます。
10話、召集令状が来た菊井さんに、好物は五目煮じゃったなあというひささん。五目煮が好きだと言うこと、それを用意しようとすること、それだけで関係性がわかる。安子と算太が立て直したかった取り返したかった「たちばな」の描写。
ふと、五目煮、を思い出して、どのシーンか探してみました。五目煮で語ってしまうなんてすごいなあと。召集令状が来て店がこんな時にすいませんと言う菊井さんに、謝ることじゃない、週末はご馳走作らないと、のその前の会話も。