#02 ニュージーランドキャンプ旅日記 「海とキャンプとホリデー」
(1日目:#01 ニュージーランドキャンプ旅日記 「NZ初キャンプ」)
目を覚ますと、そこは手に入れたばかりのマイカーの中。
わたしはこの日初めてこのじぶんのクルマで眠った。相棒となったTOYOTAのISISは車中泊にも向いていて、とても快適だった。周りではこどもたちの遊ぶにぎやかな声が聞こえる。
シャワーを浴びて朝食にトーストとプラムを食べ、次の地へ向かう。このプラムは、前日までステイしていたファームのおうちの自家製オーガニック。手土産にと摘んできて持たせてくれたのだけど、とびきりにおいしかった。元気がでる。食べ切ってしまったあとスーパーでプラムを買ったけど、もう全然違った。
次の地へ進むその前にすこし近くのビーチで遊んでいくことにした。きれいで穏やかな海。街の近くでこんなに気持ちいいビーチが広がっているのもニュージーランドだなあと感じる。
ほんとうに気持ちいい。
街と自然の境目があまりない。"ポフツカワ(pohutukawa)"という真っ赤な花が咲く木の下でピクニックしている人たちもいた。最高だなあ。
今日は出来るだけオークランド方面へ北上したかったが、まだこの日の目的地は決めていなかった。明後日からは、オークランドの近くであるキャンプフェスに参加する予定だった。ここからは5時間ほどかかる。今日はもうすこしその近くまで進みたい。
ランチは、旅を共にしていた6才のアリの熱望で日本でもお馴染みのマクドナルドに行くことに。向かう車内ではテンション上がって「タラッタッタッタ〜♪」とわくわくしながら何度も口ずさんでいた。
滞在8ヶ月目にして、わたしもニュージーランド初マックだった。
ここで旅の作戦会議もすることにした。
マックだからWi-Fiがあるかと思ったのだが、繋がらなかった。ニュージーランドで旅をしていて感じたのは、日本よりもWi-Fiが使える場所は少ないこと。日本と比べ人口が圧倒的にすくないこともあって、ケータイも繋がらない圏外の場所も多かった。
この日のキャンプ場に選んだのはClarks beach Holiday Park。
オークランドのわりと近くで、海が目の前のキャンプ場。クチコミもよさそうだった。
ホームページの写真が立地のすごさを感じる…!
キャンプ場探しは主にアプリを使っていた。地図から全国のキャンプ場を探すことができるようになっている。条件を絞って検索できたり、口コミが見れるところも便利だった。このアプリについてはまた別で紹介しようと思う。
選んだキャンプ場はとてもよさそうだったので、ゆっくり2泊することにした。現在地からの距離もあって、到着予定時刻はキャンプ場の受付時間をすこし過ぎてしまいそうだった。
予約の電話でそのことを伝えると、「きみたちのサイトをとっておくから、支払い等は翌日で構わない」と言ってくださった。よかった…気遣いがとてもありがたい。
旅のスケジュールは細かく決めていなかったので、毎日その日の宿泊場所を探し、移動するという感じだった。家のない移動し続ける旅暮らしは、想像以上に忙しかった。
無事キャンプ場に到着すると、やはり受付時間には間に合わずオフィスは閉まっていた。覗いてみたが私たちのサイトがどこなのかよくわからず、場内をぐるっとまわって、とりあえず空いているサイトにテントを張った。
テントを張り終えると、キャンプ場の案内を探しにもう一度受付に見にいった。すでに閉まっている受付の窓の張り紙をみていると、あれっと思った。
よく見ると、予約の電話をしてくれた友達"MAMI"の名前の入った紙が張ってあったのだ。さっきは気がつかなかった。そこにはわたしたちのサイトの場所も書いてあって、それはいまテントを立てたところと違っていた。笑
あわててサイトに戻り、急いで移動。
無事にちゃんと自分たちのサイトに設営し、夕飯に。食事は多くのひとが、各サイトでなく共有施設のキッチンルームで作ったり、その隣のBBQスペースにあるグリルで調理しそこで食べていた。キャンプ場によってはサイトでは火器厳禁のところもある。日本のキャンプに慣れていると、キッチンダイニングで調理して食べるのには、ちょっと物足りなさも感じた。
キッチンルームには、コンロや電気ケトル、冷蔵庫やトースターなんかもあり、かなり便利。だが、ここのキャンプ場のキッチンは、夜間はカギがかけられクローズしてしまう。夜間はキッチンは使えないのはもちろん、冷蔵庫に食材や飲み物を入れてしまうと朝までとりだせなくなるという罠もあった。
明日はもう一泊できるのでのんびりしよう。
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