味読感想7【映画館のフード全盛り】:0020
…見たい映画が3本くらい重なって上映された時、映画館に一日中入り浸って映画を観るという贅沢をしたことがあります。
そんな時どうしても口寂しくなって、目に映るのはポップコーンやホットドッグやチュロス。どれにしようかと選ぶのも乙ですが、観るのも割と体力がいるし、謎のテンションが極まってしまって、全盛りで注文する。
ジョー・力一の年末年始ボイス(2020)はすばり、
【映画館のカウンターで注文できるフード全盛り】
といった感じで味わいました。
(再販時期をだいぶ過ぎてしまいましたが、もう一度聞いて感想を書きました。)
フード全盛り注文なんて、ハイカロリーでドン!と効果音がつきそうなボリュームですが「もうこうなったらとことん食べて観て、思い切り楽しもう!」という気持ちで楽しく聞けました。
このボイスは、聞いた時のあまりの面白さに限界化しちゃって「今まで書いたことなかったけど、もうこれからはボイスの感想書こう」と思うに至ったきっかけのボイスです。
それまでのボイスももちろん面白かったのですが、こうも面白さ全振りで頭からお尻までぶっ飛んだ(ファームにて、ふざけ100と話していた通りでしたね)ストーリーを繰り出されたから、もうどうしようもないですね。聞いた後でずっと部屋の中をぐるぐる回ってました。(はぐ田限界化のハイエンドムーブ)
あらすじ
「あなた」さんに力ちゃんから電話がかかってくる。どうやら大晦日を過ごす予定だったが行けないとの事。話している途中も不穏な様子で遮り、
「…やつらが来た」
どうやら何者かに追われている様子。小粋なジョークを織り交ぜながら、力ちゃんは一年最後の危機に立ち向かう。果たして…⁈
思わず↑の映画っぽいフォントを作ってしまったくらいです。(…そういえば、僕はこの時期、ボイスのイメージを装丁みたいにする趣味に走ってました。)
track1〜2で出だしから一気にアクセルを踏みこみ、ジェットコースターに乗って登っていく感じがたまらない。次からもうトップスピード出るね、と心をわし掴みにされます。
一話一話毎の場面転換が、アクションムービーを見ているようにばちばち切り替わって、けれども最後までスピードを殺さずやり切れるのが凄まじかった。最初から最後まで笑わせてもらいました。
track4のヴィラン(悪役)っぽい笑いがいいっすね~。
※この内容ではありませんが、5つの物語をまとめた個人ボイスは販売されています。通常のボイスが掌編小説サイズであるなら、こちらはハードカバーくらいのボリュームです。
おまけ:「あなた」さんを妄想してみた
※個人の妄想語りです。
この回の「あなた」さんのイメージは二人あって。(「あなた」さんについての妄想を熱く語っている記事はこちらです。)
以前はちょっと古いのですが、アニメ『名探偵ホームズ』のハドソン夫人みたいな、何があっても動じず穏やかに見守る女性をイメージしておりました。
けれども最近…SPECをね、観ちゃったんですよ。
戸田恵梨香さん演じる斗真沙綾のイメージで、「あ〜、大変っすね」とカケラも大変だと思ってなさそうに相槌打って、ダイ・〇―ドしてる力ちゃんの切羽詰まった声を聞きながらポテチでも食べてるのを想像してすごく楽しくなってしまいました。
(脳内キャスティングが変わったりしても面白いですね)
お読みいただきありがとうございました!