◇戻橋を訪れました

昨日のことですが、京都に赴きました。その主な目的である『ギア-GEAR-』という舞台作品については、別の記事で触れています。

その前に立ち寄ったのが、一条戻橋(単に戻橋とも)と晴明神社。
戻橋は堀川に架かる、一条通の橋です。名称の由来は立て看板にあるとおりで、文章博士・三善清行の葬列がこの橋を通っているときに熊野から息子・浄蔵が馳せ帰ってきて、父の柩にすがり神仏に祈願すると、一時蘇生して父子が抱き合えたという話から来ています。
それ以外にも伝承があり、安倍晴明は式神として使役していた十二神将をこの橋の下に置いていたとか。




晴明神社は名のとおり、安倍晴明公をお祀する神社です。
(鳥居は二箇所あるのですが、一の鳥居のほうは撮り忘れていました)

晴明公をお祀りする本殿。



そして、これが旧・一條戻橋です。
一の鳥居を過ぎてすぐ左手にあります。平成七年まで実際に使われていた欄干の親柱を用いて復元されたもので、サイズは実物よりずいぶん小さいですね。橋の左側にあるのは式神の石像です。

旧・一條戻橋の奥に見える「桔梗庵」は記念品やお土産などを販売している場所で、わたしも戻橋の竹しおりをお迎えしました。



授与所では桔梗守を手に入れてきました。なんでも桔梗の花が咲く時期にのみ授与されるもので、6~9月ごろの期間だそう。うちわは一緒にいただいたものです。
この桔梗守のほか、6月上旬からの七夕まもりや、11月中旬~12月中旬ごろのもみじ守など、限定されたものがあるようです参照:公式サイト
またそれらの時期に訪れてみるのも良いやも。




というわけで、念願の戻橋を訪れたわけです。晴明神社も、第一の目的は旧・一條戻橋でしたし……。
京都にはまだまだ名所も多いですから、いろいろと訪れてみたいですね。