【後悔しない人生・ルール3】 ゼロで死ぬ
DIE WITH ZEROのルールに自分の人生を重ねながら、今までを振り返り、今後を見つめなおします。
「ゼロで死ぬ」という考え方に心が動かないなら、自動運転モードに陥っているかもしれない。
小金を使いすぎていないか?
中国に住んでいた時、皆、水筒を持ち歩いていた。
ペットボトルの水を買う人は、あまり見たことない。
ホテルのブッフェ会場や機内で、水筒にお湯を入れてもらう姿もなん度も見た。
機内で赤ちゃん用にお湯をもらうのは問題ないと思っていたので、
「え?そんなに大量にいいの?」と驚いた。
インドは暑いし、水筒持っていてもすぐ無くなってしまうので、ペットボトルの水を買う人はよく見かける。
自分も買うけど、1リットル20ルピーと安いので、罪悪感はない。
むしろ飲まずに脱水症状になる方が危険。
そんな訳もあり、日本では財布の紐が固くなった。
高すぎて、いちいち「これ今すぐに買う必要がある?」と考えてしまう。
自販機で、
ガチャっ。
うんめぇ〜
みたいなことはない。
私が入社した当初はお茶汲みがあって、それがなくなったあたりで、多くの男性が自販機やカフェでコーヒーを買うようになった気がする。
性別で語ると誤解を招くかもしれないが、元々いた会社は男性が圧倒的多数なので、比率から見ると女性の方が給湯器でお茶を入れたり水筒を持参するのに抵抗がなかったように思う。
日本が便利になりすぎたのかもしれない。
自動運転モードになっている?
ケチと言われることも多い。
でも、旅行や美味しい食べ物やお酒には目がないし、
後輩と飲みに行けばご馳走する。
使いたいと思わない所やモノに、考えなしに消費・浪費はしない。
高価かどうかに関わらず、買うかどうか決めるのに、かなり時間を要する。
タダでも、行く価値を考える。
ビジネススクールに通っている時、外資系企業に勤めている人が
「やばい。もう3年も働いている。そろそろ転職しなきゃ!」
と言うのを聞いて驚いた。
どうやら同じところにずっといると慢心して自分の価値が低下していくということらしい。
私の働いていた大企業では、新卒入社で30年、40年と働き続け、定年後給料が初任給程度の振り出しにもどっても、文句言いながら働き続ける人が多数。
そういう方々に、旅行とかしないの?と聞くと、
「定年後に旅行したい。」
(定年伸ばしているのにいつ行くの?)
「旅行したいと思わない。」
(旅行じゃなくてもいいけど・・)
そもそも、
「やりたいことがない。」
(・・・)
と言われると、先の外資系の方と真逆で、考える事を諦めたようにも見える。
でも、職場の女性陣は、独身・既婚、子供有無に関係なく、旅行や食べ物の話をすると盛り上がるので、本音と建前の違いなのかなあ。
医療費の問題
私の祖母は母が若い頃離婚して、女手一つで育てた。
良くランチをご馳走してくれ、お小遣いやお年玉もくれた。
母を小学校から高校まで私立女子校に通わせて、凄いなあって思った。
でも、寝たきりになって入院すると、貯めていた貯金は無くなり、2年間程両親が出したそうだ。
私の父は心筋梗塞で倒れて以降、月の医療費が10万円程になり、薬漬けらしい。
でも母はまだ若くて元気なので、
「また中国へ連れてってあげて。」
と言われる。
でも、要介護支援の父を置いて行けるわけないでしょう。
夫婦で共に旅行することを考えれば、60歳退職後では遅いんだ。
改めて実感した。
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