妄想小話③
「ここ、パンパンに勃ってる…」
彼の指が微かに触れるだけで痛くて甘い快感が電流のように全身を包む。
「お風呂に入るから、全部脱がないと…」
そう言われて一糸まとわぬ肢体を晒す。
彼の吐息が耳元でこぼれる。
膝を割られ、覆いかぶさってきたまま私の感じるところに口づけされる。
「あぁ…もう…すごいね…」
指が、蜜壺の縁をなぞる。
躾けられた私の体は勝手に腰をくねらせておねだりをする
「なぁに…?」
何、ってわかってるくせに…!
声にならない想いが彼を引き寄せ、そのまま蜜壺の中にオスを飲み込む。
「……っ…あ……」
気持ちいい…囁くように喘がれて私は嬉しくなる。
一つになれた喜びをかみしめる。
「ごめ…ん…我慢…できない…っ」
彼の腰が動き出す。ひと突きごとに私は絶頂への階段を登っていく。
私の口からはもう甘い叫びしか出てこない。
「…ちほ…っ」
求められることの喜び、名前を呼びながら何かを耐えているような彼の声に私の中から溢れ出てくるものがある。
オスの部分を離すまい、と柔らかくでもねっとりと絡みつく私を押さえつけて彼は一番奥に自分を押し込む。
そのまま動かない。
互いが互いを求め合い、その形になるまで。
「……っ…く…」
いく、と微かに呟いて彼は私の中に全て吐き出す。
私もそれを受け入れながら今まで感じたことのない絶頂を味わう。
2人、繋がったところから混ざりあった蜜がこぼれ落ちる。
「もう少し…繋がってていい…?」
答えは背中に回した手に力を込めて。
こんな事を夜中考えてしまうのですよ。
今何がしたいかってトモさんとひとつになりたいんですよ。
彼のものを全部注がれたい。
毎晩そんな妄想に囚われてるのです。
朝からすんません。
どうにもならなくて吐き出し吐き出し