死神
今回はちょっと女風から離れる。
人の死に触れることだから苦手な方はここでサヨナラしてほしい
昔から
独身の頃から
私は時折死神か?と問われることがあった。
鎌振りかざしてバッサバッサなぎ倒してるわけではない…
親戚が多い。
やたらと多い。
なので喪に関わることは多かった。
成人してすぐの段階で何度も喪服に袖を通している。葬儀の手順についても独身の頃に見て覚えてしまった。
今の仕事についていなければもしかしたら葬祭コーディネーターになっていたかもしれない。
それはさておき。
私が誰かから「〇〇さん、重体なんだって」とか「〇〇さん、この前危篤って言われたけど持ち直したって」とか聞き、そろそろ喪服のサイズ合わせしておくか…と支度を始めると1週間前後で旅立たれてしまう。
一番印象的なのは末子妊娠中。里帰り準備のため数日実家に帰っていたのだが。
その頃何度も危篤から持ち直した伯母がいた。流石に出産後にはなるだろうけど…里帰り期間中に葬儀になる可能性を考えて置いてあった喪服の試着をした。
その翌朝、伯母は死出の旅に出た。
一時帰省を伸ばして参列することに。
ある時は夢に見ることもあった。
またある時はたまたま友人夫の葬儀に出て、そのときに着た喪服をクリーニングに出した翌日に親戚が亡くなったと連絡が入り慌てたことがある。
今回は2週間前に亡くなった友人に手を合わせるために弾丸帰省したのだが、出発してから可愛がってくれた近所の人が亡くなったと母から連絡が入った。
父には「お前は相変わらず喪のことになると1人(に手を合わせる)では済まないなぁ」と苦笑いされた。
別に意図してやってるわけじゃない…ただそういうめぐり合わせが多いだけで…
まぁ確かに1週間に2回通夜葬儀のために帰省するとか、忌引休み申請するとかしないだろうね、普通はさ。
親戚の葬儀という点で見れば我が親も私と一緒なのだが、私の場合は友人知人会社関係とか付き合いが浅い方でもそうなってしまうので、ジョークで死神呼ばわりを親からされても苦笑いするしかできない。
ただできることなら、あまり喪服に袖を通したくない…のは本音でもある。
誰だってそうだろうけれど。
そういう勘働きが良すぎるのはあまり嬉しくないことだからね…。
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