ペンディングトレイン
第9話
山田裕貴くんが一番好きな回と言っていたので楽しみにしていたけれど、、、
ポジティブな予想を裏切り、私にとっては一番ダークな回かも知れないです。
やっとの思いで元の場所に戻ってきた訳だけど…
あの日の続きで生きられる訳でもなく、戻った世界も時が進み、現状は変化し、まるで浦島太郎のような状態になってしまっていて。
ペンディングされた未来のほうが今になっていて、戻った現実は過去のものになってしまっていて。
どんな時も今が一番いいのかも知れないですね。
残った田中さんは、それが分かったから戻らなかったのかも知れない。
現実的なことも想像しながら戻ったと思うけど、想像以上のことが次から次へと起こり、、、
こういう時、想像の範疇に収まってくれればいいのに…と思う。
良くも悪くも、いつもこちらの想像は軽く超えてしまいますよね、、、
変わりかけていた直哉もまた元の直哉に戻ってしまいそうだし、優斗でさえ希望を失いかけていて。
戻った世界は想像以上に辛いものになりそうで、もう生きること自体にも白けてしまっている直哉。
私たちは「あの頃に戻りたいナ」なんて夢物語みたいなこと、たまに思ったりするけど、今戻ってもやっぱり違うのかも知れないし、戻ってどうしたいのか、それが今の自分にとっての課題なのかも知れないです。
自分を頼っていてくれてた弟も一人立ちし、お店も順調そうで。
自分にとって居心地の良かった場所はもうない感じだけど。
でも大切に思う人たちが、
笑って暮らせるなら…
そんな日々を守っていきたい…と直哉が思ってくれたら…
未来は変えられそうですね。