ロッキーホラーショー回顧録【二幕歌唱編】
20分の休憩を経て第二幕へ。
二幕開始前はこのような感じでテンションを上げておりました。
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「Entr'acte - Frankenstein」
しばらく歌がないこともあり演出の河原さんのご提案でISSAさんの素晴らしい歌声でお客様に喜んでいただこうということに。
我々むっちりシスターズもISSAさんを挟んでの歌唱となりました。
ここもグラムなコーラスでISSAさんをバックアップさせていただきました。
「Touch-a-Me」
ジャネットの気持ちの高まりに合わせて後半にコーラスが入ります。
悦びに目覚めて行くジャネットに合わせ純真な乙女から大人の女性に変貌して行く様子を表現できるよう夏美さんの歌に合わせて歌いました。
「Once in a While」
映画ではお蔵入りになった曲。
とてもシンプルな曲調で当初はコーラスはありませんでした。
河原さんより「カルバンクライン」とコーラスで歌って欲しいとのリクエストがあり、言葉がわかりやすいように小池さんの歌の邪魔をしない程度に音節をハッキリ歌うよう心がけました。
「Eddie's Teddy」
導入部は教会のChoirのように歌いました。ビブラートは細かく。
サビの部分は大合唱になるので言葉が不明瞭にならないよう心がけました。
同じメロディでもバンドのリズムの変化があったのでそのリズムを感じながら歌いました。
最後の「本当 そうね エディ」の部分もリズムをが変わるのでそこに合わせます。
エディ~とかなりのロングトーンとなるのでブレスコントロールをしっかりと、余裕を持って歌えるよう常に心がけました。
( 歌唱後、エディを投げる大役もありこの時はいつもドキドキでしたw)
「Planet Schmanet」
コーラスは最後のみ。そしてユニゾンの大合唱!
莉奈さんのテンションを上げられるよう強めに歌いました。
「Floor Show」
みなみさんの歌い出しの前にビブラート強めのロングトーンのコーラス。
我々むっちりシスターズのお得意のコーラスです。
ここからソロ部分へ突入。
ファンファーレは管楽器のイメージでパーン!と歌いました。
古田さんの歌い出し直前までのロングトーンはファントムのみなさまも頑張ってくださいました。
「Don't dream It, be it」の部分は朗々と美しく。
音符の長さを最大限に活かして歌うよう心がけました。
場面が変わりロックンロールのリズムへ。
この部分もユニゾン大合唱なのでリズムが流れないよう言葉をハッキリ歌うようにしました。
「I'm Going Home」
美しい茜さんのピアノと素晴らしい古田さんの歌に促されるようにコーラスが歌います。
ここも教会のChoirをイメージして歌いました。
言葉ひとつひとつを美しく、柔らかく、ふくよかに。
「Ave Maria」
コロンビアがフランクを庇うシーンで茜さんよりカッチーニのアベマリアを提案されました。
オリジナルは「Ave Maria」と歌っているのですが、河原さんより「コロンビア」と歌って欲しいというリクエストがあったのでアベマリアのメロディに合わせクラシック調で歌いました。
オルガンはおおくぼけいさん。
「Frank's Death」
ロッキーが光線銃で打たれる場面。
悲壮感を持って歌い出しは少しヒステリックに、最後に向かうに連れて切なさを出して行きました。
「Space Ship」
ROLLYさんより「十戒の海が割れるような壮大なコーラス」というご提案をいただき、口の開け方、声の出し方、ビブラートの効かせ方を考え歌いました。
「Super Hero」
言葉のコーラス部分はBradとJanetの気持ちを受け取って歌いました。
Ahの部分はChoirの気持ちで。
ラストはナレーターでもあるROLLYさんのセリフを受け取って歌いました。
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二幕は曲数こそ少なかったものの難易度の高い「Ah」や「Woo」というロングトーンをしっかりキープする曲が多かった印象です。
「Ah」も「Woo」も曲によって表現を変えて歌いました。
様々な歌い方ができたのはとても楽しかったし勉強になりました。
次回はカーテンコールとその他色々のお話します。
【撮影 : 土田紘】