人と人との関係性が医療を支える(がんになる前に知っておくこと、を観賞して)3
ここの続きです。
フロアから選択肢についていくつか質問がありました。
医師から選択を求められたとき、どうしたらいいのか、何がいいのか。諦めるというのも本当に選択肢なのか。
田村さんは、
いま、化学療法や支持療法は発達していて、10年前とは大きく変わっているので、もし活用できるのならそれを使わない手はないこと、十分わかった上で何もしないという選択をされても支えるシステムはあることをわかりやすく伝えてくださいました。
そのやりとりを聞いていて、わたしは映画のナビゲーターである、健康でがんについて何も知らなかったと話す女性のエンディングでのくだりを思い出しました。
自分が何を大事にして生きているのかを考えながら今を精一杯生きたい、というようなことをおっしゃっていたことです。
選択肢を情報として精査するときに、わたしは退院支援看護師として大切にしていたのはその人の生き様です。このあとどうやって過ごしたいか。それによって考え得る選択肢は広がったり決定できたりすると思っています。
一市民の立場として、がんのみならず、病気になる前に、自分がどうありたいか、どういう人生を送ろうとしているのかを考えながら、その上で、目の前のことに一生懸命尽くしていける生き方をしていきたいと思います。
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