【#2 地域連携室ナース】事件は会議室で起きている!
大捜査線で青島刑事は「事件は会議室で起きているじゃない!現場で起きてるんだ!」とレインボーブリッチが閉鎖できないくて叫ぶ、あまりにも有名な場面。
もちろん、医療や介護の現場でも毎日現場で何かしら起きています。
今回の事件。これは、そう、察しのいいかたは気づかれましたね。
「病状説明の場面」。
これは、医師の力量がなせる技が多い。
いきなり人生を語る医師(得意げに私を見る)
とにかく選べと迫る医師(私を見もしないし、患者も見ていない)
PCのマウスをカチカチ鳴らす医師(時折横目で私を見る)
家族の必死の思いに圧倒されて、私に目で訴える医師(これによく呼ばれる)
さて、同席した看護師さん。
「先生、なかなか結論を引き出せない」「先生、勝手に家に帰れないっていっちゃった」
いやいやいやいや・・・・
病状説明は医師がされるとして、今後の方向性、どうしたいかを聞き出すこと、
予測される困難なこと、対処できること、できないこと。
色々、ナースは話さなくていいのかな?っていつも思う。
私は、退院支援部門ではあるものの、ナース。
病気の診断はしない。診断から導かれた今後の方向性を、「患者側に立って」一緒に考えることはできる。
そう。なので、待っていてモヤモヤするのが嫌なので、結局その場を仕切ることになる。
「今、先生がおっしゃったこと、今後についてイメージできますか?」
そこから私の話は始まるのです。いや。正確には会議室に入る前から始まっている。
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