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感情をコントロールすること わたしが接遇教育で伝えていること
朝日新聞の土曜日版を読むことからわたしの週末は始まりますが、
最近、週末、という感覚がなかったので(仕事も多いので)今週は意識して読んでみました。
土曜日版の「サイエンスon saturday」で、イライラするってどんな感情?という小学校6年生の質問に答えてくれています。
病院や介護施設の接遇講師をしているわたしとしてはとても興味があります。
最近、「怒りをマネジメントする」研究会でも認定者などが出て、いろんなところで勉強ができるようになりました。
実際のところ、接遇講師を行うのには、なんの資格もいりません。
わたしへの依頼は特徴があります。
そもそもJRIHDOへの信頼(理事長の実績)が厚い。
わたしの講演後のリピートが多い。
わたしの仕事ぶりを知っている仕事を通じて知り合った人からの依頼
などです。
接遇教育というのは、一つのカテゴリーであるようで、実は全ての組織やコミュニティーの本質の教育何だろうと思うのです。依頼内容を聞いていてそう思います。
「こういう風にするのが接遇講師」という規定もないかと思いますが、ご依頼者様が何を改善したいかということについてその本質を確認したり、トップの方が、部下にどうしても伝えたいという気持ちを通訳するような気持ちで、ご依頼いただく方の気持ちに寄り添って行なっています。
「お辞儀の仕方」なども大事でしょう。型から入ることはとても大切です。
でも、もっともっと大切にしていることがあります。
さて、お話を新聞記事に戻します。
ここでは、「怒りには2種類ある」と説明をされています。
前頭前野が支配する「道徳・社会的な怒り」。例えば、「騒ぐ人を見て」「信号無視をする人を見て」イラつくのはこちら。
こちらは人で特に発達しているところ。
大脳扁桃体が関係しているのは「本能的な怒り」。例えば、「食べ物を取られた」「なテリトリーに侵入してきた」というのはこちら。
これは、生存が脅かされた時などに相手を攻撃するために湧き上がってくる怒りだそう。
人は、進化の中で、村のような集団社会を作って生活する中ルールが必要となってきたため、前頭前野が発達してきたと言われています。
対処方法は、怒りのきっかけから離れること、気分転換すること、誰かに話すこと。そして聞いてあげる人は評価せず聞くだけにとどめる。
(京都大准教授野村理朗先生が取材協力を受けておられました)
というようなことが書かれていました。
接遇教育というものも、コミュニティの中で生きていく上で、自己開示し、ルールを決め、お互いの役割を知り、支え補っていくために、必要な教育となっているのだろうと思います。
親のしつけ、社会のしつけが難しくなってきた現代、こういったことはますます求められています。
わたしが大切にしているのは、医療職として、他者を感じ取る感性とそれを表現する力としての「対応する力」です。
これを、こういった「感情のコントロール」や「コミュニケーション能力」を常に学び続けることによって、皆様にお伝えしています。
だって、わかり合ったほうが絶対に、いいに決まっている。
そう確信しているからかもしれません。
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