Goethe-Zertifikat C2対策で使った教材
10月11日、試験結果待ち時点で使った教材を列挙します。たぶんいくつかのモジュールが再受験になると思うので、そのために新しい教材を使ったら追加予定。
10月14日単語帳を追記、誤字を修正。
11月12日問題集、Podcastを追加。
問題集
Erkundungen C2
VolkshochschuleのC2コースに行っていたときの教材。かなり難しい。GoetheのC2に対応したテスト対策も載っている。
いい点:文学作品を選んだ場合のヒントも載っている。問題が難しいので訓練になる。記述や口頭試験で使える表現集が便利そう。
悪い点:聞き取りの練習問題やヒント集がない。
Prüfung Express Gotehe-Zertifikat C2
それぞれのモジュールの大問対策とヒント・練習問題が前半で、後半は一回分の模擬試験となっている。
いい点:薄いので、取り組みやすい。
悪い点:リスニングの課題が実際の試験よりだいぶ簡単に感じた。記述・口頭試験の模範解答例がひとつのテーマしかない。口頭試験の模範解答の人がネイティブで速く話すので、参考になりにくい。
Goethe Institutが公開している模擬試験
口頭試験の動画が参考になる。リスニングの書き起こし、記述・口頭試験の例文もありとても親切。解説はない。
Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat C2: GDS
それぞれのモジュールの大問対策が充実しており、段階を踏んで問題形式に慣れることができる。リスニング対策の部分しか使っていないが、大問それぞれにつき、内容の捉え方の演習問題1問、時間を気にせずに実際の問題を練習する例題2問、本番と同じように試す問題1問があった。さらに2回分の模擬試験付き。
いい点:例題が充実していて、問題形式になれるのに最適。
悪い点:2人で議論するTeil 2が本番よりずいぶんゆっくりで、簡単すぎる。
ドイツ語に触れるため使ったもの
Deutschlandfunkのアプリ
Podcastもいいけど、どの番組がいいか調べるのに時間を使いすぎるので、家事の時などにニュースを流しっぱなしにしていた。今ドイツで何が話題かはわかるようになる。
週刊誌Der SpiegelとStern
どれを読むかこれまた悩むので、悩まずこれを読む、と決めて一週間に一冊読み切るつもりで何号か買った。Sternの方が写真が多くて読みやすいが、Spiegelが勉強向きかも。Spiegelはアプリが使いやすくて、メインの記事は人間が吹き込んだ音声でも楽しめるので、Spiegel Plus会員になって紙で買わずに読むのもありかもしれない。
11月12日追記。Plus会員になってみたが、スマホでニュースを読むのが合わなかったので解約した。スマホでニュースを読む習慣がある人は使いやすいと思う。
DWのDeutsch Lernen
無料で使える教材がいろいろあり、A1からC1くらいまで網羅している。それぞれ練習問題もある(ないのもあり)。決まった曜日に更新される動画や音声の教材はPodcastでも配信されている。
ProfiレベルのAlltagsdeutschが最難関だが、C2のリスニングに比べるとスピードはゆっくり。
15 Minuten. Der tagesschau-Podcast am Morgen (Podcast)
毎朝6時台に更新されるニュースのPodcast。毎日3、4個の少し柔らかめのニュースを二人のキャスターが会話しながら紹介してくれるので楽しく聞ける。例えば、特殊詐欺問題、ドバイチョコレートの流行など。日によってはもちろん主なニュース(トランプ勝利、連立政権崩壊など)を詳しく取り上げる日もあり。ドイツの合間には今日の重大ニュースを短くまとめて伝えるコーナーもある。
記述対策
Junges Lichtのオーディオブック
自分で読むと時間がかかりすぎるので、オーディオブックを活用した。ところどころはしょられているので、本より15パーセント近く内容が少ないのではないか。ちなみに映画化されているが、未見。
Spotifyにリンクがあるので日本からも気楽に買えるかもしれないが、未確認。
単語
Grundwortschatz Deutsch Übungsbuch
16年前に買った古の本で、今は絶版らしい。Grundwortschatzという基礎単語専用の辞書といっしょに使うようだが、そちらもおそらく絶版になっている(英語、フランス語などのバイリンガル版はあるみたい)。初版1991年で改訂もされておらず、現代では差別語に近いのでは?という単語が載っていたり、インターネット関係の用語が全くなかったりするが、動詞などの基本単語は変わっていないはずなので気にせず利用している。
人間、言葉と目的別の言い回し、人間と社会、日常生活、時間、など21のテーマに沿って、約400問を解くことで単語約4000語を学習できる。細かい分野ごとに、1000~2000単語レベルと2000~4000単語レベルに分かれている。始める前は、一日に30ページくらいやって試験に間に合わせる予定だったが、冠詞があいまいな名詞、意味を知らない動詞が多すぎて全然進まなかった。結局、一日30分、約5問ずつ進めている。ドイツ語でドイツ語を理解すべく、知らない単語があったらLangenscheidtの学習者用独独辞書を引いて確認している。もっと難しい単語だと独独辞書で引くと何もわからないが、4000語レベルなら何とかわかる。