日記:学習データの著作権問題を考えるのは無意味なのでは?
既存の著作物を著作権所有者の承諾を得ずに学習データとして利用しているのだから生成AIは一律で悪と考える反AI。
そんな彼らに著作権の例外処置の法律や学習データと学習モデルの違いを説明し理解を得るのは時間は無駄なので
彼らには自由に反対させる分、何かしらのペナルティを課すべきなのでは?と考えに至り昨日以下の記事をあげました。
具体的にどんなペナルティが出来そうかな~と考えつつ
現在の状況を再確認したところ、以下の記事を拝読しました。
文化庁の見解____________________________________________
▼A I と著作権(「AI開発・学習段階」での考え方より)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/pdf/93903601_01.pdf
▼AI と著作権に関する考え方について
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/pdf/94037901_01.pdf
文化庁の見解に対する意見_________________________________
▼無断・無秩序な利用懸念 生成AIに政府の対応要請 新聞協会が見解
https://www.pressnet.or.jp/news/headline/230517_15029.html
▼「AIと著作権に関する考え方について(素案)」に対する意見
https://www.pressnet.or.jp/statement/broadcasting/240209_15315.html
てっきり学習データについて難癖し続けているのは、一部の個人の反AIだけなのだと思っていたら
文化庁や新聞協会といった組織までもが検討/討論していてビックリでした。
しかも取り上げられている懸念や問題点は現在のトレンドである基盤モデルに対しての対処に過ぎないのでは?
いつまでこの学習モデルがトレンドであり続けるかは誰にも正確にはわからないはず。
ディープライニング以外の機械学習も継続して研究されているわけで
次に来るブレイクスルーによっては、破壊(常識が覆され逆転する)されて何の意味もなさなくなることだって十分ありえる。
なので、学習データに関してアレコレ議論するのはナンセンスであって
学習モデルから生成された物や結果に対して議論するのが建設的なのではないのかと。
ちなみ私は、生成物は一律著作物ではないと考えるスタンスです。
著作権の根本は"保護"にあるかと理解していますが
AIの生成物は"保護"すべき点が見当たらない。
なので著作権を与えるべきではないかと。
ただし生成物に対してブロックチェーンなど所在を明確にしたものに対しては"責任"を取っていると判断して著作権と同等に権利を主張できるようにする___
既存の著作物は"保護"により権利を行使できるのに対して
AIの生成物は"責任"を果たすことにより権利を行使できる。
世界基準でこのようにすべきだと、生成AI元年の頃から思っているのですが
世間は一向にそうならない不思議(゚Д゚)?ナンデ