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消化液で苗を育てる/名古屋さん♯1【地エネの酒 for SDGs プロジェクト2021 #7】
消化液で苗づくり/名古屋さん♯1
加西市の名古屋敦さんは、玄米の表面を削って精米する際にでる米ぬかと、バイオガス副産物の消化液を組み合わせた栽培に挑戦しています。
苗づくりに使う種もみの米には一般的には、いもち病などを防ぐ殺菌剤が使われています。名古屋さんは、お湯を使って殺菌する温湯消毒を実践しています。
温湯消毒はこうした網袋に種もみを入れて行います。
これが種もみです。わずかに発芽しているのが分かりますか。
これは田植え用の苗をつくる作業。土をつめた箱に種もみを落とし、水のシャワーをかけて、再び土で覆います。
名古屋さんは、今回から、種もみの成長のための栄養として消化液を使うことにしました。土は栄養を含んでいないものを使ったので、ほかの肥料となる成分はない状態です。消化液の能力を知り、使い方を試すためです。
苗づくりは家族総出の作業です。
(つづく)