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瀬戸内海のテロワール 環境政策の大転換【地エネたいむ vol'23】
(写真説明)正常なノリ(右)と色落ちしたノリ
瀬戸内海では、ノリが黒くならない「色落ち」やイカナゴなどの水産資源の減少が深刻化しています。その大きな要因である海の栄養不足を解消するために、排水規制してきた窒素などの栄養塩類を海に返す取り組みが進められています。
昭和から続いてきた瀬戸内海の環境政策の大転換をテーマに、兵庫県は10月29日、「ひょうご豊かで美しい里海再生シンポジウム」を神戸市内で開催します。
「海のテロワール 『おいしい資源循環』の地域デザイン」と題したパネルディスカッションで、コーディネーターを務めることになりました。テロワールはワインの業界でよく使われる風土や人の技を指す言葉ですが、「持続可能なものづくりの型」と思ってもらえればと思います。26日まで申し込み可能です。エネルギーと環境の視点から豊かな海を再生するための地域デザインを一緒に考えていただければと思います。
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