雑草に消化液の栄養を取られるな／中西さん#３【地エネの酒for SDGsプロジェクト２０２１ ＃6】

雑草に消化液の栄養を取られるな／中西さん＃３

　田植えから約１カ月。稲はかなり成長しましたが、田んぼには雑草がまだたくさんあります。
　多いのがコナギ、ホタルイ。ヒエも少しあります。稲がしっかり大きくなるまで、取り除く作業が続きます。

　これは、以前、中西さんが使っていた人力の除草機。苗と苗の間を押しながら雑草を取り除くそうです。

　こちらは、今年導入した乗用の除草機です。

　昨年、「地エネの酒for SDGsプロジェクト」と連携して除草機の実証実験に参加してくれたみのる産業（岡山県）の機械です。
　前輪の後にあるこの爪で雑草をひっかけて抜いていきます。

　さらに、除草機の後についているチェーンが残った雑草をひきずって抜いていきます。

手前の除草前に比べると、除草機が通った後はかなり草は減っています。

　中西さんが除草するのは４回目。｢１０アールあたり２００万本の雑草がでるので、合計だと８００万本でてくる｣と、にこやかに話されますが、雑草との闘いは本当に大変な作業。
　田んぼの栄養が稲が吸収できるよう、雑草は退治しないといけません。

（つづく）