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里山に囲まれた隠れ里の水田/中西さん#1【地エネの酒for SDGsプロジェクト2021 #4】
里山に囲まれた隠れ里の水田/中西さん#1
「地エネの酒for SDGsプロジェクト」では、兵庫県内の3生産者が山田錦を栽培していますが、消化液の使い方は三者三様です。
NPO法人都市型農業を考える会の中西重喜さん(神戸市北区)は、田植え前に使ってきたもと肥(ごえ)を消化液に置き換える形で、散布しています。
こちらは、今年から消化液を生かした栽培に切り替えた神戸市北区淡河町の田んぼです。
都市型農業を考える会をいっしょに運営する弓削牧場(神戸市北区)の弓削忠生さんとともに、同牧場産の消化液を散布します。
まだ水を張る前ですが、雨が降るとすぐぬかるむ田んぼでの機械散布作業は大変です。
こちらは、水を張ったあとに、土を耕して平らにする「代かき」を終えた田植え直前の田んぼの風景。
ときおり、ウグイスの声が響く緑の木々に包まれた隠れ里の水田に静かに雨が降り続きます。稲作に欠かせない梅雨にしか味わえない水の国の風情にしばしひたりました。
(つづく)