オフラインイベントでレンタルWi-Fiを使うという選択肢が現実的か調べてみた
こんにちは。最近目に見えてやる気のあるChienです。
ちなみにオフラインイベントを主催する気は現状全くありません。
先日行われたTokachi RTA Festival 2023にて直面した会場の回線速度がとんでもなく低速だった問題について、今後オフライン(RTA)イベントを開催される方々が悲しい思いをしないで済むように解決方法を考えてみました。
自分の考える範囲で2つの方法を記載するので、参考になれば幸いです。
1. スマートフォンのテザリングでWi-Fiの代用
これは実際に利用した手段で、これがあったおかげでSteamからニーアオートマタをダウンロード出来たと言っても過言ではありません。
オプション代を支払ってダウンロードを補助して頂いた方へ、
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
普通の回線契約プラン(10GBとか20GB)では現実的な方法とは言えませんが、povoとSoftBankでは上記の方法が利用可能になります。
povoの場合(24時間のみ)
Softbankの場合(5パターンの利用時間から適用)
結局のところテザリングなので、レンタルWi-Fiを借りるまでもない場合(イベント開催中の裏側作業や事前準備時間に余裕がある場合の作業)、不測の事態が起きた際に利用するというのが現実的でしょうか。
しかし、ルーター不要でwebから手続きをするだけで利用出来る手軽さについては、レンタルWi-Fiにはないメリットと言えます。
2. レンタルWi-Fiを日割で使う
いくつか比較対象を挙げようとしたけど思いのほか無かったので本題へ。
今回は、WiFiレンタルどっとこむを参考に、
どれくらいの費用が掛かるかシミュレーションします。
WiMAX 5G L12(ホームルーター)
レンタル料金
通信料+機器代:1日700円(税込)
宅配受取:1台550円(税込)
宅配返却:お客様ご負担
WiMAX 5G SCR01SWU(モバイルルーター)
レンタル料金
通信料+機器代:1日700円(税込)
宅配受取:1台550円(税込)
ポスト返却:発送料 1台550円(税込) + 返送料 1台517円(税込)
実際に計算してみた
レンタル期間:4泊5日(会場設営前日~イベント終了翌日を想定)
WiMAX 5G L12(ホームルーター)
通信料 + 機器代:700円 × 5日 = 3,500円
宅配受取:550円
宅配返却(ヤマト運輸):1370円(北海道 → 関東)
宅配返却用のダンボール: 宅急便コンパクト専用BOX 70円(税込) + クイックフィットエコノ 80円(税込) = 150円
合計:5,570円
WiMAX 5G SCR01SWU(モバイルルーター)
通信料 + 機器代:700円 × 5日 = 3,500円
宅配受取:550円
ポスト返却:発送料 550円(税込) + 返送料 517円(税込) = 1,067円
合計:5,117円
計算してみると、思ってたよりホームルーターとモバイルルーターの
返却額に差がないんですね。
ちなみに、宅配返却は同梱されている伝票を使わずに別の会社経由でも可能と記載されていました。(サイト内の写真で確認)
Wi-Fiの利用料については、運営や参加者
(RTAイベントの場合は走者と解説者)で負担すると良いでしょう。
差分と注意事項
ホームルーター
コンセントを繋ぐだけでWi-Fiが使える。
LANケーブルの差込口があるのでPCと繋ぎたい場合に適している。
モバイルルーターよりも大きいため、ポスト返却不可。
モバイルルーター
バッテリー内蔵なのでコンセント不要。
液晶画面付きなので直感的な操作で、QRコードを読み取ると接続できる端末も存在する(SCR01SWUがこれに該当)。
スマートフォンと同じくらいの大きさなので持ち運びが楽。
LANケーブルの接続部が無いため、PCで利用する場合はLANカードが必要になる。
ポスト返却が可能。
モバイルルーターの方がメリットが大きいようにも思えますが、配信をする場合にはホームルーターが適しているので一長一短と言えます。
ほぼ同等の性能で金額差はほとんどないため、
どちらを選ぶかについては、イベント会場と相談するのが良いと思います。
3. 調べてみて思った事
参加人数にも依りますが、イベントやりながら配信したいけど会場の回線が…と言う場合にレンタルWi-Fiは選択肢として実用的と言えるでしょう。
※追記 2023/3/25
ちなみにですが、Tokachi RTA Festival 2023の参加費/人数で割った場合、
ホームルーターでは1人辺り約348円、モバイルルーターでは1人辺り約320円の負担となります。1人辺り500円を切ってくると利用しやすいですね。
通信環境が整った会場を選ぶのがベストではありますが、
立地を考えてこの会場が良いという場合、開催に適した場所が他にないという場合には、この記事が参考になってイベント実現に繋がれば幸いです。
他にもアウトプットをしたい事があるので、気が向いたらまた記事を
書くと思います。気が向いたらは失踪の常套句。
質問やご指摘があれば連絡お待ちしております。