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「将軍」藤様の名言

「我らはできる時にできることをいたすもの。
あとはそれで足りるよう、祈ることしかできませぬ」

今話題のハリウッドドラマ「将軍」で
戦さに備えて槍の訓練をする藤様の名台詞だ。

虎永(家康)の天下統一前夜
藤様は、嫁ぎ先がお家断絶の憂き目に遭い
夫と子供が目の前で切腹、斬首されるも
自身は死ぬことを許されず
当時「蛮人」と扱われたイギリス人航海士
安針(旗本に取り立てられる)の正室という
あまりに酷なお役目を言い渡される。

そんな中でも戦さに備える。
(この時代の古戦場調査で
3割女性が戦っていたことがわかっている)

健気だ。

同じ日本に生まれた女性でも
時代が違えばこんなにも過酷さが違う。
覚悟も違う。

あとは天に任せる他はないというまで
やれるだけやっているのか、というと
自分は出来ていないと自覚して

感心した。
刺さった。

人生には、なすすべもなく
祈るしかできないという時もある。
だから、「できる時」にはできることを致す。

ほどほどで良い、とか
そんな中途半端な考えなどない。

ほどほどにとか
バランスをとか 
考える自分がとてつもなく中途半端で
覚悟のない人間に思えてきた。

今日を最後と生き切れていないなぁと。

でも「葉隠」にはこうある。
道、とは我が非を知ることであると。

己の悪いところを知り、
一瞬一瞬に自分の非を改めて知り、
その非を放っておかないことであると。
非を知るから聖(ひじり)であると。

はい、悪いところは毎日嫌になるほど
知ってしまいまする。
さりとて、
毎日改められているかと問われれば
お恥ずかしい限りでござりまする。

それだから、
我が非を放っておいてはならぬと
心に誓おう。











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千咲/習慣美人研究家
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