環境✖️アート!カレットで君なら何つくる?
11月25日の環境×アートの
ワークショップが無事に終わりました。
本記事はこちらの事後報告レポートとなります↓
ご参加くださった子どもたちと親御様、
そしてカレットを提供いただきました
株式会社山一商会の皆様、
今日まで企画運営支援をいただきました
認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸(CS神戸)生きがい活動ステーションの職員の皆様、
現役図工の先生方、カメラマンさん、
本当にありがとうございました。
私がこのカレット(ガラスびんを砕いたもの)
に出会ったのは13年前のことです。
株式会社山一商会の取材記事↓
「ママみて!いっぱいびんが積んであるよ!」
まだ幼かった息子の指差す先に見えたのはカレット(ガラス片)の山。
兵庫県西宮市。阪急今津線の車窓から見える様々な色のカレット(ガラス片)は何層にも重なり、ダイナミックアートと化して、見る人を驚かせてくれていたのでした。
ひときわ目立つグリーンのカレットは、日光に照らされ、更に美しい輝きを放っていました。阪急電鉄愛好家の息子にとって、沿線上に突如現れるこの景色が、いつしか一つの楽しみとなっていたのでした。
「一体何を作っているのだろう。」
「ガラスはどこから来たのだろう。」
「どんな人たちが働いているのだろう。」
そんな親子の疑問と好奇心が、カレットという素材への憧れへと導いてくれたのでした。
山一商会さんの門を叩き、環境学習について
お聞きしてから今日のワークショップが形となるまで約3年の月日が経過しました。
産ぶ声を上げたばかりのこの題材は、まだまだ伸び代があり、いかようにも授業を組み立てることが出来ると感じています。
今回は1時間半という限られた時間でカレットに触れ、参加者の表出を引き出す工夫が必要であったため、多くの人に馴染みのある紙粘土をカレットの相棒として準備しました。
その他、参加者が試す可能性のある動作、
•積む
•ならべる
•うめこむ
•❓
について考え、材料や画材を準備しました。
3歳から大人という異年齢のワークショップには、
発達段階への理解をした上で、導入の時間、
パニックにならない材料の量と色と質を工夫しました。
導入紙芝居のようすはこちらから↓
紙芝居の内容はこちらから↓
表出に葛藤がともなう素材の順で並べると、
おそらくガラスは以下に位置します。
①紙粘土
②土粘土
③紙
④木
⑤鉄
(形状と硬さにより扱いが変わる。
例えば針金と鉄板。)
⑥ガラス
⑦石(黒曜石はガラスとほぼ同じ)
葛藤の度合いが高いガラスを参加者がどう扱うかをイメージし、融合する素材はできるだけ優しいものを提示することにしました。
冒頭で述べた「題材の伸び代」ですが、
今後、さまざまな方法を試すことができるでしょう。
例えばナスカの地上絵のように
運動場いっぱいに広げる造形遊び。
図画工作の題材として、6時間3回シリーズで
壁一面にカレットを埋め込むモザイクアート。
鑑賞材料はトルコのイスタンブール。
街中のガラス片の埋め込まれた壁も着想のヒントとなりそうです。
私たちの「生」を豊かに彩るアート(図工美術の視点)と環境学習の視点を探る仲間の輪が広がりつつあることに感謝が溢れています。
米光智恵
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