ひと月半、おにぎりを毎日握り続けた話
前回、朝ドラ「おむすび」を見始めてハマっている話を書いた。
実はその横でもう一つ続けていたことがある。
Onigiri Action。
TABLE FOR TWO というNPOが主催するキャンペーン。
期間は10月3日から11月16日までの6週間ちょい。
指定の#をつけておにぎりにまつわる写真を投稿。1投稿につき5食分の給食が、協賛企業からアジア、アフリカの子供達に提供されるというもの。
キャンペーンを見かけたちょうどその頃見始めたドラマのタイトルが「おむすび」。
こちらのキャンペーンのハッシュタグが Onigiri Action(おにぎりアクション)。
ちょっとした既視感というか、ご縁を感じ参加してみることに。
とは言え、日数で言えば45日間。
対して私のおにぎりのバリエーションと言えば、三角、たわら、丸形と、おにぎりの素を混ぜ込んだ混ぜ込みおにぎりの基本4種類。
1ヶ月以上もの間、おにぎりについてだけの投稿でネタが続くのか…?
少なからずの不安もありながらスタートした。
始めて1週間。
三角、たわら、丸おにぎりに海苔で顔をつけたり、海苔の巻き方でバリエーションをつけてみたり…。
あと、写真は「おにぎりにまつわるもの」なので、市販のおにぎりでもいいし、食べてる所とか、人物や他のものが入っててもOK。
私は作ったおにぎりをその場で撮る、が無理のない方法だったので、その形式でいくことにした。
2週間…。お、いけるんちゃう?
混ぜ込みおにぎりも駆使して、若干のネタ被りもありつつも続いていく。
3週間…うーーん、次何作ろう?
このあたりで当然ネタ切れも起きてくるが、ここで、「おにぎり」「デコレーション」などで検索してみたら、参考になりそうなデコおにぎり探せるんちゃう?と思いつく。
探してみると確かに出てくる♫
複雑で凝ったものは、さすがにすぐマネできないけれど、「これはできそうかも…?」というものを参考に。
そうこうしてると季節は10月の終わり頃。ちょうどハロウィンも重なる。
ってことは、ハロウィンぽいおにぎり作ればネタになるじゃん!
10月最終週はハロウィンおにぎりでつないで、ネタ切れ回避できた。
11月に入ってしまえば、残りはあと2週間ちょい。
ゴールが手の届くところに見えてきた。
俄然心強くなってきた!
…と思ったのも束の間。
やっぱりネタが続かない…😓。
誰かの写真を参考にして一時は凌げたとしても、デコおにぎりのスキルがいきなり上がるわけではないので当然だ。
残り1週間を切ったある日。
もはや本気でネタが尽きた。
もうパンダも、猫も、シマエナガも、マックロクロスケも作ったし…。
どうしたもんか。もはやここでギブアップか?悩む私。
見かねた子どもがふと一言。
子:「じゃあ、おにぎりカレーはどう?」
おにぎり…?カレー…?
いやいや、それはいくらなんでも…。
なんでも………。
いや、いけるんちゃう!?
おにぎりとはつまり、炊いた白米をキャンバスに、海苔や具材、あるいはお米自体の形を変えて描くアート。
お米を握って形づくったものならば、それはまぎれもないおにぎりのキャンバス。
オムライスだって握れば立派なオムすび。
だったらカレーでもそれは可能では?
ということで最終週に生まれたのがこちら。
ちょうどテレビで水族館特集やっていた。見るとチンアナゴ、ペンギン、シロクマといった白と黒の2色で描ける海の仲間たち。
この子達ならば、白米のキャンバスに海苔で描ける!
結果、カレーがあまり上手く注げず😓、おにぎりカレーはアクションの方では投稿しなかったんだけど。
これでいける!
そう思った時、まさに子どものこのひと言が希望の光となって私の目の前に差し込んでいたのだった。
どうにかこうにか繋いだ45日間。実は途中2、3回、うっかり忘れて投稿が途切れたり、日づけを超えてしまったりもしたのだけど、とにかくゴールまでたどり着くことができた。
私なりに続けることができたコツは
1.弁当作りのついでという、日常ルーティンの中に無理のない形で組み込んだこと
2.ネタ切れしたら、ネタ検索。先の賢人のアイデアに学ぶことを躊躇しない。
3.忙しい時は数回分をまとめて撮影。ネタをストックして用意しておく。
ではないかと思う。
新しいことも21日やれば習慣になる
何かの言葉で見たけれど、3週間目を超えれば、慣れないことも徐々に当たり前になってくるのかもしれない。
今回6週間あまり、ネタ切れに苦しみながらも続けてみた結果。
もう2度とやりたくない!と言うよりは「次やる時はこうしよう」「今度はあれもやってみたい」という気持ちになっているあたり、この言葉はまんざら嘘ではなさそうだ。
何はともあれ、TABLE FOR TWOさんの素敵な企画に感謝をこめて。
来年も参加することがあったら、その時はまた楽しみながら参加したいと思う。
ではまた次回。
読んでくれてありがとう。