2024年の挑戦:紙本を発注してみた話
今年やってみたい挑戦の一つ、「自分の漫画を紙の本にしてみる」をやってみました。
コミティアに参加する漫画家さんたちが自作で紙の本を発刊して販売しているのを見て、憧れはあったもののまだ作ったことはなかった。
Kindleで本作るのはやったことあるけど、紙の本ってどうやって作るんだろう?
印刷所を探して、表紙とか裏表紙とかなんか色々指定したり、費用を計算して販売額や売り上げとのバランスを考えたり…。
やることたくさんあって大変そう…。
そう思ってたんですが、いつまでも分からないままにしてるのも大人としてどうなのか?と。一度作ってみて、なんとなくでもやり方を知ればいいのではないか?
幸い、子育ても終盤にさしかかり、私自身の心の余裕も生まれ、そして何より、しまうまプリントの1000円OFFクーポンがたまたま手に入ったので、これを使わずしてどうする!ということで作ってみました。
しまうま出版で漫画作成
利用したのは、しまうまプリントの中にある「しまうま出版」。
漫画、イラスト、写真集の中から作成したいものを選びます。
本のサイズやページ数、仕様など選択画面に従って進んでいくとページの最後に大まかな見積もりが出されます。
自動計算で大体の費用が分かるので、ページ数を増減させて自分の予算に合わせるのもやりやすい。
進んでいくと、本の作成画面が表示される。
空欄になってるページに、自分の入れたい漫画データをアップロードしていく。
アルバムアプリでフォトブックを作るのに似てるので、使ったことある人には分かりやすいかも。
しかし、ここで一つ想定外。
カラー漫画がモノクロに⁉︎
私が今回作ろうとした「スパダリにゃんこ」は、もともとカラー漫画なのだけど、しまうま出版の漫画本作成では、漫画用データはモノクロになってしまう!
カラー漫画で作りたいとなると、イラストブックや写真集の仕様で作ることは可能なんだけど……費用的に…ちょっとお高い😅。
試しにモノクロの漫画仕様でスパダリにゃんこの原稿をアップしてみましたが、意外に違和感のない白黒画面だったので、これはこれでいいかも。
ということで、結局漫画仕様で進めていった。
小さなハックあれこれ
・ページ数は指定数マイナス1
1話大体4ページの話だと数話入れただけであっという間に30ページ越えてしまう。
ページ数が増えれば当然費用もかさむ。
また、例えば32ページで指定しても、最後のページは奥付け扱いなのかバーコードのようなものが入ってるので、実質使えるページは指定ページ数から1ページ引いた数、と考えた方がよい。
以上のことを踏まえて、とりあえずキリのよさそうな話数まで入れた。ギリギリピッタリのページ数ではうまく入らないので、数ページ余裕を設けて設定し、余ったページにはおまけイラストを入れることに。
・データは専用フォルダにまとめとこう
データのアップロードは、保管してある過去の漫画原稿から引っ張ってくればいいわけだけど、とりあえずページの配置や調整が思いのほか手間。
ちょこちょこ隙間時間で進めたいのに、いちいちそれぞれの漫画のデータ元を探しに行ってたら時間がなんぼあっても足りない。(話ごとにファイルで保管してるとは言え、そのファイルを探しに行ったり、場合によっては元データを開いてサイズ調整も必要だったりしたので。)
なので、まずあらかじめ紙本用のファイルフォルダを作って、アップする漫画データを出力してまとめておくことをオススメしたい。
そんなこんな、分からんことだらけの荒波をかき分けて、どうにかこうにか紙本発注にこぎつけました。
毎回コミティアに向けて本作ってる方々。
すごいよ、貴方たち…🥺。
この作業と並行して参加申請とか展示ブースのセッティングとか当日荷物の運搬とか…。
次、次元が違う…😱。
あらためて、作品を形にするってすごいことだなと感慨にふけりながら、注文した本の到着を待っております。
言うて10冊とかなのでね笑。
将来コミティア参加できた時には記念品として無料でくばろうかな。
そんなわけで、本作りレベルが0.5上がりました。
他の媒体での作り方もまた学んでみようと思います。
ではまた次回。
読んでくれてありがとう。l