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陶芸の失敗と工夫の記録 / はじめてのnote

はじめまして。
2025年、何か新しいことを挑戦したいなと思い、noteに登録をしました。

noteは前から興味がありましたが、今日登録することから始めました。
書きたいことは陶芸のこと。
陶芸の失敗と工夫の記録 」としてnoteを書いていきたいと思います。
有名でも実績があるわけでもない私なのですが、自身の失敗と工夫の記録が役立てていただけることがあれば嬉しいなと思います。


書きたいと思ったきっかけ

noteをはじめようと思ったことについて、少し書いてみます。

①自分の制作のプロセスの記録

Instagramには、主に作ったものを掲載しています。
(よかったらこちらもご覧いただければ嬉しいです)
私の作るものは、主に食器ですが同時に3種類くらいずつを制作していることが多いです。
一種類のものを作り終えるまでを追うと
土練 成形 乾燥 素焼 ヤスリがけ 釉かけ 本焼
いうプロセスがあります。
乾燥しすぎたり、ゆがんだり、割れが生じたり
化粧掛けのタイミングを逃してしまったり。
ひとつひとつのトラブルに対処してはいますが、自分自身でもどうだったかな、と忘れてしまうということも多いので原因と結果を記録し、これを誰かと共有できればと思いました。

②普段人と話すことがなほとんどない

ひとりで制作をしているとほとんど話すことがありません。
一日のうち家族と話しをするだけで終わる、ということもほとんどです。
また、陶芸の話をしたいけれど、誰とも話す機会がない・・・・そんな日々が続いていくのは、さみしい気持ちが前々からありました。
目の前の仕事を淡々とこなしていくことは大切だと思っていますが、ものづくりのこと、陶芸のこと、自分の考えていること、試してみたことを外に出していくことをしてみたいなと思ったのです。

③文章を書くという練習

②の項と重複しますが、普段ことばをあまり使わない生活をしているとどんどん上手く話せなくなっていっているように思います。
Instagramのキャプションも、文章の表現としておかしいのか?と毎回不安になって何度も書き直すので、とても時間がかかる作業です。
頭の中は、考え、もやもや、不安に思うことや、場面ごとの気持ち。
言いたいけど言えないことでも、伝えられるように努力したいと思ったのです。人と会うことが少ないので、考えをまとめたり、整理するためにも、文章を書くことでことばの表現の幅を見つけたいと考えています。

ここでやっと自己紹介

1987年生まれ。大阪府堺市出身。
(厄年をやっと抜け出しました)
大阪の高校を卒業後、デザイン系の専門学校に進学。
その後パッケージ会社に就職を経て
岐阜県多治見市陶磁器意匠研究所で陶芸を学ぶ。
修了後、奈良県にて尾形アツシ氏に従事。
輪島市に移住し、能登半島地震で被災。
2024年、兵庫県多可郡多可町に移住。

多治見市から奈良県までのこと

多治見市意匠研究所(以下ishoken)では、デザインコースに所属していました。
デザインコースでは、ろくろの実習や手びねりの実習も学ぶのですが、石膏型を利用した技術を重点的に学びました。
石膏型は、鋳込み・圧力鋳込み、型起こしに利用します。大きな産業として窯業を行う、たくさん作る技術に用いられることが多いです。
卒業制作では、鋳込み技法を用いてうつわを作りました。

進路を考えていたとき、弟子になる、ことを考えました。当時の同級生と先輩が弟子に入るという話を聞いたことがきっかけです。
陶芸を始めてまだ2年。ishokenでは、私は電気窯しか使用したことがありませんでした。また、粘土も10種類ほどしか触ったことがなかったのです。粘土、釉薬、窯、焼き方、陶芸は選択の連続です。今までに触ったことのない陶芸に関することは何でもやって見たい。そして、より実践的に学べる環境が良いと考えました。
堺市の灯しびとの集いというクラフトフェアに出向き、弟子を募集していないかを直接聞くことにしました。ひとりずつ、お尋ねしていこう、と決めてお声がけさせていただいたのが、尾形アツシさんでした。
後日尾形アツシさんの薪窯をお手伝いに誘っていただきました。その後約2年程お世話になりました。
結婚を機に輪島に引越ししました。

奈良県から輪島市へ移住

結婚を機に輪島に転居しました。
運良く、夫の先輩の知り合いの方から電気窯を譲っていただくことになりました。

作業場がなかったので、暫くは家の土間で作業していましたが、窯が手に入ることになり、納屋に窯を入れようと考えていましたが、消防の方に見つかってしまい…。近くの空き家を借りて、仕事を始めることになりました。

それ以後はアルバイトなどをしながら、陶芸の仕事を進めてきました。
子どもが生まれてきてくれて、休業も何度かしながら、細く長く続けてくることができました。クラフトフェアへの出展や器屋さんへの委託販売などを行なっていました。

現在まで

2024年の春には、夫と私の出身地である関西に引越しをしよう!と決め、2023年あたりから空き家を探しを始めました。
家を決め、輪島市から引っ越すことを決めたところの、能登半島地震でした。家は半壊したので、地震の後は実家での避難生活になりましたが、輪島と何往復もし荷物を整理し、現在の兵庫県多可郡多可町へ移住。

ガス窯を持っていたのですが、地震の影響で損傷もあったため、廃棄となってしましました。もともと電気炉は手放す予定にしていたので、引き取ってもらうことになりました。

窯がなくなってしまい、どうしようかと思っていた矢先に、引越しした先のご近所の方から、灯油窯を譲っていただけることになりました。本当にありがたいことです。2024年の夏に、窯の移設を完了しました。現在は灯油窯を使用しものづくりを行なっています。

こんな感じで人生は旅ということばを見聞きしますが、大阪から岐阜、奈良、石川、兵庫と移り住んできました。
noteでは主に陶芸の失敗と工夫について書いていきます。
大きい失敗からしょうもない失敗まで数えきれない失敗を記録していければいいなと思っています。不定期の更新になると思いますが、お付き合いいただければ嬉しいです☻

北井知枝

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