見出し画像

報道は大事。でも、報道=みなの総意ではない。

正直フジテレビ・中居くん案件についてはうんざりしていて、この件について読むのも聞くのもしたくない。

テレビ・インターネットでは毎日この件を報道していて、インタビューでもみなさん全うな答え。ちょっとみんなコメントが綺麗すぎるくらい。
なんだか他にもいろいろな意見があったであろうにも、報道する側の意図に沿ったコメントだけ流しているのだろうなあと思わざるを得ない。

現代社会では、報道はエンターテインメントな側面が強いと思っているので、この件については”特に”その側面が強い、そんな気がする。視聴率とれるからやってる、という雰囲気。

ただ、ハラスメントなど見えにくい・訴えにくい被害に光を当てるには、テレビ・インターネット等メディアが有効だとは思う。一瞬で広く知られる。
弱い人達の小さい声を大きくする、そんな側面はあるので一概に全部だめとは言い切れない。

ただ個人的にウンザリしているのは事実だ。

中居くん個人の問題、フジテレビ社の問題、芸能界全体の雰囲気・暗黙のルールなど光に当てられてこなかった闇が浮き彫りになって、是正されていくのならそれは良いことだと思う。ウンザリするけれども、そこは我慢しようかと。

テレビもインターネットも、とにかくメディアがなにであれ、
流される情報を受け取る側の受け取る姿勢、メディアリテラシーが必要。

メディアリテラシーとは、

各メディアがどのように情報を伝え、それによってどのような影響を与えるかを理解し、批判的に分析する能力

https://www.josai.ac.jp/josai_lab/1047/


簡単にいったら、情報を鵜吞みにしないで、注意して読み、聞き、他にも見えていない情報があることを忘れないで、その情報を自分なりに解釈する
みたいなことだと思う。

テレビの報道や大手メディアのトップページに載る太文字の記事タイトルを見ただけで判断しない、知った気にならない。

報道される情報は、
みなの総意じゃない。世論じゃない。
報道は常に意図がある。

もちろん、報道は必要だ。とても大切なものだ。
社会のことを知り、闇に光を当てる、
世論の波を作り出す力がある。
けれども、注意しなければならない。
報道する側も、それを受け取る側も。

これは忘れないでおきたい。

いいなと思ったら応援しよう!