「さびしい」
昨日主人が次女の面会後に、私の実家へ行き
子供たちと私とでFaceTimeさせてくれました。
とっても嬉しかったのですが…
ちょっとタイミングが悪すぎて。
「今か!」と頑張って母親になりきり
FaceTime始めたは良いんですが2分も持たず。
一方的に私が切ってしまいました。
理由はただ一つ。
涙が止まらなくなってしまったんです。
実は昨日の午後病室移動がありました。
私が子供たちを産んでいる産婦人科では
帝王切開した人は当日・翌日と
ナースステーション近くの病室なのです。
そのあと術後24時間後の歩行練習ついでに
ナースステーションから離れた病室へ移動。
というのが恒例だったのですが…
コロナの影響で病室も隣同士にはしない。
病室間隔を区切ってなるべく入院するように。
ということになっていたようで。
本当は一昨日のうちに移動だったのですが
病室が空いていなかったので昨日移動へ。
移動した病室のベッドで横になってると
隣部屋のママが「もうやだ〜!」という
大きな叫び声が聞こえてきました。
同時に赤ちゃんもめっちゃ泣いてた。
すぐに看護師が入室してましたがね。
相当疲れがたまっているようです。
これもまたコロナのせい。
今までは入院期間中ずっと希望がない限り
この産婦人科では赤ちゃんは新生児室管理。
授乳のたびにママが病室から歩いて
空いに行ってその場で授乳。オムツ替え。
終わったらママだけ病室へ戻るというスタイル。
食事も病室ではなく「大部屋」と呼ばれる
広場に毎食ママたち全員が集まって
わいわいしながら食べる産婦人科でした。
でもコロナのせいで食事もすべて病室内で。
病室も完全個室しかないので全員1人。
そのためほとんど誰とも関われる機会がない。
もちろん面会も禁止。
初めての方には特に息が詰まりますよね。
もちろん初産の方や出産初日は
新生児室管理でしょうが…
それでも絶対にきつい。気持ち的に。
いつもの私なら「頑張ってるなママ」
と思うだけで終わりだったのに…
これもまたタイミングが悪かった。
実はちょうどこの出来事の1時間ほど前から
私は急激な腰痛と右下腹部痛に悩まされ
ナースコールで座薬を頼んでいました。
「後で行くね」と言われたはいいけど来ない。
誰か部屋に来たと思ったら病室移動。
しかも看護師ではなく看護助手。
座薬ないけど行かねば!と思いなんとか移動。
病室についてすぐ横になり座薬待ち。
でも来ない。昨夜も夜中に「陣痛来た」と
産婦人科に何人も急患来てたし。
日曜日だから出勤者も少ないんだろうな。
忙しいんだからもう少し待とう。
寝てればなんとかなるからいいや。
より優先せねばならん人を見てあげて。
と思えていたんです。一応。
でもちょうどその頃主人からも連絡あり。
次女の面会が今さっき終わったこと。
一度自宅に戻ってから私の実家へ行き
子供たちに会ってくること。
もしかしたら明日次女退院できるかも
ということを言われたということ。
先で悪いけど今日俺が抱っこして
オムツも取り替えてきたよと嬉しそう。
色々思うところはありましたが
次女の退院話は聞き捨てならなかった!
すぐさまLINEを返しました。
でもなかなか返事が来なかった。
返事が来たのは40分くらいあと。
「今実家きた!次女の話は後で詳しく」
と言われたので待つことに。
10分後くらいに主人から再度LINE。
「抱っこしたら寝ちゃった」
という長女抱っこしてる写真が。
「いいなぁ〜」とすぐ返したのに
また返事が来なくなりました。
たぶん主人も寝たんです。
どこででも寝る人なので。笑
「ま、いっか」と思えてた。この時まで。
そんな時、腰痛と下腹部痛がピークに。
我慢しているところで隣の病室からの声。
そして赤ちゃんの泣き声。
頼んでいるのに来ない看護師は
隣の部屋へすっ飛んで行った。
私の病室にもくるかなと思ってら来ない。
どんどん痛くなるお腹たち。
主人は幸せそうに寝てるだろう。
いいなぁ、いいなぁ。羨ましい。
子供に会えてるなんて。
あたしは産んだのに一度も抱っこしてない。
むしろ一瞬写真撮ってもらっただけで
顔すらまともに見れてない。
退院できるかもって。嬉しいな。
お腹も腰もめっちゃ痛いけど
次女も病院で頑張ってるんだから。
これくらい我慢しよう。
そう思って耐え続けて15分たった頃
急に私のiPhoneが鳴り始める。
FaceTimeが主人から来ている。
身体中痛すぎて顔が相当ひどい。
でも子供たちとの電話だから笑わなきゃ。
そう思って出たFaceTime。
出た瞬間のFaceTime越しにうつる
長男の表情が一気に曇った。
嬉しそうだったのに悲しげな表情へ。
「どうしたの?」そう聞くと
「ママ、いないんだね。さびしい」
急にそう言われました。
きっと長男からしたらパパから
「ママとお電話しよう」「顔が見えるよ」
と言われて浮かれたはずなのに。
本当に画面越しに映った私を見たら
子供ながらに「距離」を感じたんでしょう。
「さみしい」「さびしい」「ママ」
連呼する長男。パニックになりそう。
主人が次に長女を呼んだ。
「ママとお話ししないの?」
そう声かけた瞬間逃げた長女。
直前まで主人の後ろ側に隠れつつ
私が映る画面を見つめていたのに。
「やだ!ママとお話ししない!」
そう言いながらも長女は泣きそうな表情。
多分泣かないように我慢してる。
話したいのに逃げたんだなぁ。
でも私を見たいから、ずっと画面見てる。
この一瞬で私が耐えられなくなった。
なんだか、我慢してた気持ちが溢れ出て
ぶわーっととんでもなく泣いた。
だから思わず切ってしまったんです。
この直後「お待たせ〜!ごめんね!」
なんて超タイミング悪い看護師が来たけど
「今は座薬いらないです」
つい追い返してしまいました。
でも泣き止まないと思って努力。
10分後にはかけ直して笑ったけど
子供たちも気持ちを持ち直してた。
「ママ赤ちゃん頑張ったもんね」
「待ってるからね」
「痛いの痛いの飛んでいくといいね」
そう言われて今度は嬉し泣き。
パニックにならないように
主人と私の母が頑張ってくれたんだ。
でも1番頑張ったのは長男と長女。
うるっと来ちゃいました。
いや、来ない方がおかしい。
嬉し泣きなら見せてもいいよねと思って。
泣いたまんま「ありがとう」と言いました。
「なんで泣いてるの?」と困った長男。
答えられない私の代わりに主人が
「ママは嬉しいから泣いてるんだよ」
と教えてくれていました。
すごく長くなってしまいました!
でもこのお話は切らずに全部伝えたくて。
書きたくて。残したくて。
読んでいただいてありがとうございます♡
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