女性が感じると、必ず強さに変わる理由
私たちは、つい「感情を抑えることが強さ」だと思いがちです。
悲しみや怒り、不安などのネガティブな感情を感じないようにしたり、無理にポジティブでいようとすることが、立派な大人の姿だと信じてきた方も多いかもしれません。
でも、本当にそれが「強さ」なのでしょうか？
感情を無視したり、感じないようにしていると、心や体はどんどん鈍感になり、本来持っているエネルギーの流れも滞ってしまいます。
それは実はとても脆く、危うい状態です。
本当の強さとは、どんな感情も素直に受け止め、自分自身と向き合うことなのではないでしょうか。
実は性的な興奮は、乳幼児期から始まることが性科学で分かっています。
フロイトも100年以上前に、性的フラストレーションが大人の神経症の主な原因になると語っています。
つまり、心の問題の根底には「性」の問題が関わっていることが多いのです。
ですが、現代の日本では性教育がとても曖昧で、「性」を正しく理解する機会が少ないまま大人になる人が多くいます。
その結果、自分自身の性や感情の扱い方がわからず、無意識に我慢や抑圧を繰り返し、心と体のバランスを崩してしまう。
性被害の問題も、被害者個人の問題ではなく、性教育を軽視してきた社会全体の問題だと私は考えています。
性について正しい知識を持たず、感情や体の反応に鈍感なままだと、自分を大切にすることも難しくなりますよね。
私は、6年間のヘルスの仕事で1000人以上のお客様と接してきました。
その中で、相手の感情やエネルギーがどれほど自分自身に影響を与えるのか、肌で実感してきました。
性行為による性エネルギーは、実は3年間も心身に影響を及ぼすと言われています。
ポジティブなエネルギーを受け取れば心地よい影響を与えますが、ネガティブな感情を持った相手と関わることで、
知らず知らずのうちに伝染し、自己否定感や不安感が増してしまうこともあることが性科学で分かっています。
なぜそんなことが起きるのか？
それは、性エネルギーが私たちの細胞レベルにまで影響を与えているからです。
エネルギーは、目に見えないけれど確かに存在していて、自分自身の状態や引き寄せる相手にも関わってきます。
私は実際に、エネルギーのバランスを崩したことで心身の不調を経験し、子宮頸がんの疑いで病院通いが続いたこともありました。
ですが専門家のエネルギー調整を受けて、自分本来のエネルギーに戻ったとき、体調も心も驚くほど回復していったのです。
自分の感情に敏感になることは、決して弱さではありません。
むしろ感情を無視せずにしっかり感じ取ることが、自分自身を守り、エネルギーを整えるために必要なことなのです。
怒りや悲しみ、不安を感じたときに、それを無視して前向きになろうとするのではなく、
「私は今、怒っているんだ」
「私は悲しいんだ」と、蓋をしないで素直に受け止めてあげることが大切です。
感情を押し殺すことは、心のエネルギーの流れを止めてしまいます。
そしてエネルギーが滞ることで、体の不調や人間関係のトラブルを引き寄せてしまうこともあります。
逆に感情を感じて、きちんと流してあげることで、心も体も自然にバランスが整っていくのです。血液の流れと同じですね。止めて良いことはありません。
触れ合いや会話の中でよく見せようとしたり演技をしたり、中があまり感じないという女性がかなり多いため、
特に女性が性に対する正しい知識を持ち、自分自身のエネルギーを整えることは、自分をもっと大切にすることに繋がります。
私は性と心を知ることは単なる知識ではなく、自分自身と向き合うための大切な学びだと思っています。
「性」は恥ずかしいものでも、タブーでもありません。むしろ正しく理解することで、心と体がより自由に、豊かになっていきます。
また性は繋がりそのもの。なので1人で完結するものではなく、パートナーと一緒に育てていくものです。
2人で向き合い、学び、育むことで、より深い繋がりや信頼が生まれます。0から育み合った触れ合いが感じない訳がありません。
そうすると浮気や不倫なんて問題も出てくることはないんですよね。お互いに育てていくものが性と心であること、これが恋愛と結婚でもあります。
その土台となるのが「自分の感情と向き合うこと」。感情を感じることを恐れず、自分自身を大切にしていきましょう。
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